豊田合成のLED電球を試してみる
そこで使用しているLED電球は、ずいぶん前にeBayを通じて購入したモノで、当時出たばかりのCree XR-EというパワーLEDを5個使用するタイプ。明るさ的には問題なかったのですが、いわゆる白色LEDの寒々とした光色だけは不満でした。
ちょうどリビングの蛍光灯をリプレースするタイミングだったので、ついでにLED電球も購入してみました。選んだのは豊田合成の「LED電球 60シリーズ」(これが製品名なのか?)の電球色相当で、型番「GE601-00750」という製品。前々から気になっていたLEDメーカーだったのでチョイスしてみました。
スペック的には、E26口金、省電力5.9W、電球色、全光束410lmといった感じ。セールスポイントは、サイズがほぼ白熱電球と同じであること、そして素子から最終製品まで、製造のすべてを同社が手がけているという点でしょうか。
その割にはホームページに情報が記載されていなかったりしますが。黒歴史になっちゃってるのでしょうか?
実際手にしてみると、確かにコンパクト。なかなか応用ができそうな雰囲気ですが、この製品にはいろいろと制限があって、以下の場合は使用できないとあります。
・調光機能が付いた器具や回路
・人感スイッチなどの自動点滅装置や遅れ停止スイッチ
・断熱材施工器具
・密閉型やそれに近い器具
といった感じで、用途が少々制限されてしまいます。購入を考えている方は事前に確認しておきましょう。
で、実際に点灯させてみました。光色の感じは赤みが強く、まさに電球色といったところ。今まで白熱電球を使用していた場所に装着しても違和感は少ないと思われます。全光束的には40W相当の明るさですが、ほとんどの光が下方向に向かうため、けっこう明るく感じます。
というわけで、照度計で明るさをチェックしてみました。計測は電球直下ではなく、横にそれた下駄箱の上で行いました。LED電球的には少々不利な条件です。比較対象として40Wと100Wの白熱電球も用意しました。
なお、数値の絶対値に意味はなく、あくまで相対的なデータとしてご覧いただければ。結果は以下の通りです。
40W白熱電球 | GE601-00750 | 100W白熱電球 | |
照度(lx) | 51.2 | 73.1 | 158.5 |
見ての通り、40W白熱電球よりも少し明るく、100W白熱電球よりは圧倒的に暗くなります。それでも狭い玄関なので、明るさ的には問題ありません。けれども、もう少し広い空間では物足りない明るさになりそうです。
前出の条件をクリアする場所での使用、かつ40W+αの明るさでOKな場所にはよろしいかと。割りと安く出回っているようですし。ちなみにわたしが購入した楽天市場のショップではこんな感じでした(売り切れなので別のリンクなど)。後に続く製品もないようだし、やっぱり在庫処分なのかなぁ...。
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