防災グッズ考察(9)
その中のひとつに笛(ホイッスル)があります。どこかに閉じ込められてしまった場合など、助けを呼ぶのに効果的なツールです。
今までは、アルミ製のパイプをちょっと加工したようなショボイのを使っていました。
しかし、表面のアルマイト処理が剥がれきて、かなり貧相な雰囲気を醸し出すようになってきたので、新しいモノにリプレースしようと思い立った訳です。
この手のツールは海外製品(例えばUltimate Survival TechnologiesのJetScream)に一日の長があったりするのですが、今回は国内メーカーで、しかも何気に災害対策用品に力を入れているコクヨの「ツインウェーブ」をチョイスしてみました。
パッケージには「防災・防犯に役立つ救助用笛! 人の耳によく聞こえる2つの音」と、たくましいフレーズが並んでおります。しかもシリーズ名が「防災の達人」なのだとか。
カラーバリエーションは白、黒、オレンジと3通りあるのですが、オレンジ×黒というサバイバル風味なカラーの「DRK-WS1YR」を買ってみました。
本体サイズはW52mm×D19mm×H16mmと薄型コンパクトで、小さめのUSBメモリ程度の大きさしかありません。
本体の先端にはストラップ用のヒモが、裏側には樹脂製のクリップが用意されております。この2つを使って、社員証やIDカードを首から下げるためのネックストラップに装着するようデザインされております。
2重の装着方法により、落とすことも、ブラブラすることもなく、ネックストラップにフィットするという、なんともオフィス向けな設計思想であります。
また、吹き口には樹脂製のキャップが装着されており、未使用時に汚れなどを防止してくれます。このキャップはデザイン上のアクセントにもなっているギザギザのグリップ部と一体パーツになっており、使用時に外しても無くしてしまうことはありません。
で、実際の音なのですが、それほど力まなくても結構な音量が出せます。空気の出口を見ても分かるように、幅広の部分と細い部分が平行しており、これで2種類の周波数の音を出しているであろうことが予想されます。
音は「ピー!」と直線的に鳴るタイプで、いわゆるスポーツの審判が吹くコルク球が入ったホイッスルのような抑揚は付きません。
鍵束にぶら下げるには、ネックストラップ用のクリップが少々ジャマになりますが、サイズ自体はコンパクトでよろしい感じです。クリップ自体は柔らかな素材なので、その気なれば切除も容易に行えます。
デザインもよろしく、なかなか気に入りました。ので、早速鍵束に装備しました。
この「ツインウェーブ」はコクヨの製品なので、文具店などで取り寄せも可能かとは思いますが、通販での購入ならいろいろ条件が選べる楽天市場、あるいはマーケットプレイス扱いなので送料が必要ですがAmazon.co.jp辺りがよろしいかと。
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