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風呂場の照明をLED化してみる

2011年8月5日  2011年8月7日 
見た目は少々不細工な「LDA8L-G」
我が家には、そもそも電球を使用する器具自体が少ないうえ、ガシガシとLED化を進めたおかげで、一般的なLED電球が使用できる場所も少なくなってきました。

数少ないE26口金仕様の照明器具として残る大物は風呂場の照明です。この場所は、使用時間が少なく、スイッチのON/OFFもそれほど頻繁には発生しません。

こうした条件なら、電球形蛍光灯でも要件をクリアできます。点灯直後が暗いのは気になりますが、少し待てば問題なし。消費電力も白熱電球よりは遙かに少なくなっているため、LED化が後回しになっておりました。

現在でも、しばらく前に交換した電球形蛍光灯が十分に使える状況なのですが、何となくLED化してみたい気分になった次第です。

で、ウチの風呂場の照明器具は、壁に直接取り付けられており、口金の向きも壁に対して垂直になっております。これは、指向性の強いLED電球には不向きなタイプ。そのまま、素直にLED電球を装着すると「対面の壁が一番明るい」という状況になってしまいます。

けれども、開発する側もきちんと考えているらしく、最近では光を拡散させることで、口金方向にも光が回り込むLED電球がリリースされるようになりました。

例えばパナソニックの「 LDA7L-G」、東芝の「LDA8L-G」、シャープの「DL-LA44L」といった製品です。ちなみにすべて電球色のヤツで、並びは発売順となっております。

ヒマと金を持て余しているなら、3つ全部を購入して実際にチェックするのですが、そういう訳にもいかず、ここはスペックだけを頼りに、485lmと全光束値が最も高い東芝「LDA8L-G」をチョイスしてみました。

一般的な白熱電球と比べると、全長で約14mm、直径で約5mmほど大きめですが、風呂場の密閉形器具には問題なく収まります。元々全長が長めの電球形蛍光灯を使っていたので、その辺は心配していませんでしたが。

実際に点灯させてみると、LED電球特有の刺すような光り方ではなく、影の落ち方も柔らかめとなっております。光の拡散もよろしく、浴室全体が平均的に明るくなります。光色も白過ぎず、赤過ぎず、ちょうど良い感じ。

肝心の明るさですが、感覚的なところでは問題ありません。では数字的にはどうなのか? という訳で、電球形蛍光灯、白熱電球40W、白熱電球60W、「LDA8L-G」の照度をチェックしてみました。結果は以下の通りです。蛍光灯は使い古しを使用しているため、参考程度にご覧ください。

照度計のセンサーは、風呂桶のフタの上で、照明器具から最も遠くなる位置に置きました。なお、環境により照度の値は大きく異なるため、ここだけの相対値と考えていただきたく。

電球形蛍光灯
(60W相当)
白熱電球
40W
白熱電球
60W
LDA8L-G
照度(lx)
68.8
51.5
78.6
64.5

LEDはガンガン電流を流してあげればそれなりに明るく点灯するのですが、発生する熱の処理が問題となります。このため、排熱的に不利な密閉形照明器具で使えるLED電球が短期間で劇的に明るくなるとは思えません。

明るさの向上を期待するなら、ただ待ち続けるのではなく、今あるLED電球に替えてしまって、LEDの発光効率が改善されるのを待つ、というのもひとつの方法ではないでしょうか。

***Edit***
「短期間で劇的に明るくなるとは思えません。」などと書いて投稿したらその日の内に、シャープが拡散タイプで密閉形器具でも使用可能な「DL-LA64L」(全光束690lm)を発表。これから買う方はこちらも要チェックです。
**********

現在、40W~60Wの白熱電球を使ってるなら即買い替え、電球形蛍光灯を使っているなら交換時に買い替え、というのがお勧めのプランであります。

高拡散タイプというプレミア付きの製品は、他のLED電球よりは若干高価なのがネックです。どのくらいの価格かと言うと、例えばAmazon.co.jpではこんな感じ、楽天市場ではこんな感じとなっております。


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