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防災グッズ考察(10)

2011年9月7日  2011年9月16日 
『Utili-Key』の3形態
普段持ち歩いている鍵束には、先に紹介したホイッスルなど、いくつかのツールが装備されております。

その中にSWISS+TECH(スイステック)の『Utili-Key(ユーティリ・キー)』があります。

この辺になると、「防災」というよりは便利グッズに近い存在ではありますが...。

名前も見た目もそのまんまな、鍵型のマルチツールです。搭載されているのは、マイナスドライバー、プラスドライバー、メガネ用極小マイナスドライバー、ナイフ(ハーフセレーション)、栓抜きの6機能。

ナイフの刃は途中からセレーションに変わるハーフセレーションタイプとなっております。先端のストレート部分と合わせて2つの機能としてカウントしているところがなんとも大雑把な感じではあります。

使い勝手に関してはご想像の通り。どのツールも非常に使いづらくなっております。ほとんどの機能がツールを展開した状態で使用することになるため、刃がむき出しとなります。使用時には一瞬たりとも気が抜けません。

しかも、展開するのに少々コツが必要です。開く途中は良いのですが、閉じた状態、90度、180度の段階で簡易的なロックがかかる構造となっており、その段階だけパワーが必要となります。逆に、鍵束などにぶさ下げる場合、自然に外れてしまうことは、まずありません。

随分前に購入して、ほぼ毎日持ち歩いているため、表面などかなり疲れておりますが、本投稿で取り上げるに当たってメンテしたところ、機能にはまったく問題がありませんでした。

その歴史の中でこれを使用したのは、たった数回。チクチクする洋服のタグを切り取ったり、ほつれた糸を切ったりといったショボイ使い方ではありますが、その時には他のツールが手元になかったため「持っていて良かった」と思えたものです。

長く使ったことで、欠点も見えてきました。『Utili-Key』の素材にはステンレスが使用されているのですが、保管状態が悪いと赤サビが浮いてきます。特に溝や隙間などにホコリがたまると、そこに水分がたまりやすくなるためサビが発生しやすくなります。

軽くサビが浮いた程度なら油+ウェスでゴシゴシと擦るだけで落とすことができるので、こまめにチェックするのがよろしいでしょう。そんなに神経質になる必要はなさそうですが。

セキュリティの関係で画像を加工してます
ちなみに、こちらが他の鍵と混ざった状態。かなり馴染んでいることがお分かりいただけるかと。知っている人でなければ、『Utili-Key』の存在に気付くことはないでしょう。

この馴染みやすさこそが『Utili-Key』最大のポイント。持ち歩くことを意識することなく、極めて自然にツールナイフを携帯することができる訳です。

使いやすさは、レザーマンを始めとするツールナイフの方が上ですが、携帯性でこれを超えるツールナイフは少ないでしょう。サイズや重さ、デザインまで一般的な鍵と同等なのですから。

いくら使いやすくても、必要な時に手元になければ意味がありません。という訳で、本ツールを防災グッズとして位置づけた次第であります。

ナイフを扱っているアウトドア系ショップではよく見かける製品ですが、通販でのお求めなら楽天市場や、Amazon.co.jp辺りがよろしいかと。



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