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2011/09/18

Androidに日本語をしゃべらせてみる

『N2』を既定のエンジンに
KDDI研究所が『N2』という合成音声エンジンを公開しました。しかも無償で。そんな訳で早速インストールしてみることに。

これと同時に『ささやくヤーツ』というアプリがリリースされたのですが、こちらはAndroid2.3までのサポートとなっており、ICONIA TAB A100にはインストールできません。

エンジンだけでは何もできないので、Androidマーケットを探しまくって2つのアプリをピックアップしてきました。ひとつは、『Text to Speech Toy』、もうひとつは『TTSユーティリティ』というアプリです。もちろん、どちらも日本語TTS(Text-To-Speech)に対応しております。

なお、『N2』はダウンロード&インストールするだけでは機能せず、システムの「設定」にてセットアップが必要となります。

「設定」→「言語と入力」→「テキスト読み上げの設定」と進み、「既定のエンジン」として「KDDILABS N2 TTS」を指定します。基本的にはこれでOK。ちなみに「言語」では、女性/男性の声を選ぶことができます。

リストから選ぶだけで読み上げます
まずは『Text to Speech Toy』のご紹介から。このアプリは英語版ですが、使い方は簡単です。画面右の白い部分がテキストの入力エリア。

ここに文章を入力して、画面右上にある「Save」をタップすると、画面左のリストに文章が追加されます。

リストの一番下には、サンプル的に入力した文章が表示されております。リストから、目的の文章をタップすると読み上げがスタート。なお、テキスト入力エリアの上部にあるスライダーを動かせばスピードやピッチの変更も可能です。また、リストから文章を削除したい場合はロングプレスで消すことができます。

このアプリの場合「読み上げて欲しい文章をあらかじめ用意しておく」という運用方法が想定されており、定型文の読み上げは最適です。

***Edit***
『Text to Speech Toy』に近い使い勝手を持つ、日本発のアプリ『TTSスピーカー』もお勧めです。

シンプルなアプリです
次にご紹介するのは『TTSユーティリティ』。こちらは起動直後の画面です。50音入力のキーボードが表示されておりますが、ここでは『nicoWnnG』というIMEを使用しています。

QWERTY配列で使用するのが一般的かと思われますが、設定次第ではこのような入力方法も選べます。

で、『TTSユーティリティ』の操作法ですが、画面上部にある入力エリアに文章を打ち込み、「発声」ボタンをタップすると読み上げが開始されます。文章をクリアしたい場合には「削除」ボタンをタップ。操作はこれだけ。シンプルの極みであります。

変換候補が盛りだくさん
入力エリアが1行分しかありませんが、短文なら必要にして十分。

さらに、入力エリアやボタンが隠れることなく、変換候補を数多く表示させることができます。できるだけ手数を減らしたい場合、特に重要です。

簡単に操作できるアプリと、50音入力の組み合わせを選んだのは、この手のデバイスが苦手な年配の方にも使いやすくしたかったというのがあります。例えば、脳梗塞などの病気で声を失ってしまった患者さんとか。あくまで想定の話で、これを実際に使用するわけではありませんが。

肝心の合成音声ですが、HOYAの「VoiceText」ほどではないにせよ、かなり良好なレベルです。ただ、音声レベルがかなり控えめになっており、本体側で音量を上げなければならないのは改善して欲しいところ。

とは言え、無償で公開してくれているのだから、これを使わない手はありません。TTSは、OSレベルでサポートされており、『N2』が広く普及すれば対応アプリも増える可能性があります。

そんな訳で、興味のある方は、積極的に『N2』をインストールして遊び倒しましょう。


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