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スマホ用手袋を試してみる

2011年10月19日  2013年5月5日 
滑り止めの色がカタログ写真と違うような
まだ必要性は感じないのですが、寒くなってからバタバタしないよう、スマートフォン対応手袋を買ってみることに。読んで字のごとく「はめたままタッチパネルの操作が可能な手袋」ってな製品です。

手袋の指先に導電性のある繊維が使われており、静電容量方式のタッチパネルを操作することができます。

なので、スマートフォンに限らず、タブレット端末や銀行のATM、駅の切符販売機などでも使用することができます。また、マルチタッチに対応するため、多くの製品で複数の指先がタッチパネル対応となっております。

タッチパネルを操作するという基本機能はどの製品を選んでもあまり変わることはないと思われるので、後は価格や付加価値で選ぶことになります。数ある製品の中からチョイスしたのが、エレコムの『P-GV2BK』という製品。そのポイントは...

1)手のひらに滑り止め加工が施されていること。
2)吸湿発熱機能を持つ素材である【eks】が使用されていること。

...の2点。さらにはAmazonのポイントが余っていたので、安く買えたという事情があったりする訳ですが。

1)に関してですが、毛糸的な繊維を編んで作られた手袋でツルツルのデバイスを持った場合、手から滑り落ちる事故の可能性がグンと上がってしまいます。その予防策として、滑り止め加工は有効に機能するのではないかと思った次第。

2)に関しては、まさに付加価値。無くても構わない機能なのですが、防寒装備としては「あればそれなりにはありがたいかなぁ?」といった程度です。

最低限の機能と価格でミドリ安全の『スマホ手袋』も魅力的でだったのですが、滑り止め機能がないため選外となりました。滑り止め機能ぐらい簡単に付けられそうなメーカーなのに惜しいところです。

という訳で、『P-GV2BK』をタブレット端末で使用した際のレビューなど。

肝心のタッチパネル操作ですが、快適に操作できます。タッチの際に画面が隠れる面積が増えるため、それなりに見づらくはなりますが、操作自体は問題ありません。また、ウチの『ICONIA TAB A100』には液晶保護フィルムが貼ってあるのですが、特に影響はない様子です。

親指が滑ってしまいホールドできません
で、期待の滑り止めに関して。良く考えれば分かったハズのことなのですが、タブレット端末を横向き(なおかつ片手)で持つ場合、滑り止めはまったく役立ちません。

こうした持ち方の場合、親指のグリップ力が極めて重要なファクターとなりますが、手袋がアダとなってまったくグリップしてくれません。写真撮影の際も冷や汗ものでした。

念のため書き添えますと、タブレット端末においても「ガシッ」と握るように持つことができる場合(例えば縦向き)であれば、滑り止めは有効に機能します。そうした持ち方をした場合に効果を発揮するパターンで滑り止めが配置されているのでしょう。

タブレット端末で快適に使用するためには、タブレット端末側でグリップ力を増すような、例えばケースを使用するなどの工夫が必要となります。

あるいは、ホールドする方の手袋はタッチパネル対応を諦め、親指を含めた全面が滑り止めタイプになっている。そんな製品が欲しいところです。これをご覧になったメーカーの開発者様は、ぜひご検討の程を。

装着感に関しては、生地がよく伸びるためフィット感はよろしい感じです。生地自体も薄手になっており、作業性も良好。例えば小銭入れからコインを取り出す、なんて動作も簡単に行えます。

防寒性能に関しては、 まだ評価することができません。が、電子機器が普通に使える温度域であれば問題はなさそうです。

という訳で、スマートフォンユーザには無条件でお勧め、タブレット端末ユーザにはひと工夫が必要な品であります。

残念ながら、エレコムの『P-GV2BK』はすでに製造が中止されており、モノも入手しずらくなっておりますが、似たような製品はリリースされております。例えばAmazon.co.jpのこの辺とか、楽天のこの辺とか。参考になりますれば。



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