[A100] 12Vモバイルバッテリ再び
WILLCOM D4のカーチャージャー用の部品として製造されたものの企画が中止となり、余剰パーツとなってしまったシロモノのようです。
このケーブルに使用されているコネクタが『ICONIA TAB A500』にも具合が良いということで、同じコネクタが使用されている『ICONIA TAB A100』にも流用できそうなので、ついでに買ってみた次第であります。
もちろん、目的は12Vなモバイルバッテリである『YSN-N12V』で使用するため。前回は、『ICONIA TAB A100』側のコネクタとしてマル信無線電機の『MP-121PN』を調達したのですが、少し動かすと接触不良となってしまうユルさが気になっておりました。
届いたケーブルを差し込んでみると、きつすぎず、ユルすぎず感触的にはよろしい感じ。これなら幾分かはまともになりそうな雰囲気です。という訳でさっそくケーブルを作成することにしました。
正確に測ったわけではないのですが、『WILLCOM D4(WS016SH)用充電ケーブル(バルク)』のケーブル長は1.2m程度ありましたので、今回は長めに1m程度のケーブルを作ってみました。
ちなみに、バッテリ側のコネクタには、外径5.5mm/内径2.1mmなDCプラグが使用されておりましたので、マル信無線電機の『MP-136LN』を調達しました。コネクタはL型で、ケーブルブーツが付属するタイプです。
2本のケーブルをハンダ付けするだけなので作業は簡単。サクッと終えて、結線を確認します。プラスとマイナスを間違えるとシャレになりませんので、ここでの確認は慎重に。
ケーブルが完成したら、さっそく充電具合をチェックしてみます。バッテリからの通電状態でコネクタをいじっても接触不良は起こりませんん。『ICONIA TAB A100』で使用するのには、『MP-121PN』よりもこちらの方が適しているようです。
12Vなモバイルバッテリである『YSN-N12V』に関してですが、しばらく使ってみて状況がクリアになりつつあるので追加報告など。
容量に関してですが、『ICONIA TAB A100』を1回分充電するには何の問題もありません。慣らし運転が終わって調子が出てきたのか、充電時間もACアダプタを使用する場合と同等の時間で終了します。
こちらは『Battery Mix』というアプリで充放電の状態を記録したグラフです。
左側の赤線がACアダプタでの充電、右側の赤線が『YSN-N12V』での充電を示しています。どちらもスリープ状態で充電を開始し、約2時間で充電が完了しています。
ただ、2回目の充電が完了させるほどの残量はない様子。1回分と割り切った方が気持よく使えそうです。
一方、USB出力はダメダメな感じで、PSPやNintendo 3DSを充電しようとすると、バッテリからの給電が途切れがちになり、各機器のLEDインジケータが点滅してしまいます。これは、バッテリの残量にかかわらず発生します。
思うに、バッテリ内蔵のDC/DCコンバータの質が今ひとつで、大電流を流せないような雰囲気。一応、『ICONIA TAB A100』のフル充電後でも、一般的な携帯電話は充電可能でした。うまく行った事例がこれだけなので、USB充電に関しては期待しない方がよろしいでしょう。
値段がそれなりですので、まぁ満足できる性能ではありますが。
この話、もう少し続きます。
コメント
今のところ、A100に最適なケーブルであると思われます。