イオンSIMの使い方を考えてみる
「では、実際の速度はどうなのよ?」という部分をクリアにするため、回線速度を計測するアプリの結果を見てみましょう。こちらの画像は、『speednet.net』での結果一覧です。
画像で見えている範囲の数値の平均を計算してみたところ、ダウンロードで57.5kbpsになりました。
ちなみに、主な利用時間は平日の朝~昼ですので、回線が混雑する朝晩のラッシュ時やお昼休みには、もっと遅くなるかと思われます。見ての通り速度はもちろん遅いのですが、proxy経由のためかレスポンスも悪く、動画や音声などのコンテンツを快適に楽しむのは、ほぼ不可能。やはりテキスト系コンテンツが主な用途となります。
これを踏まえ、ウチではどんなアプリを使用し、どのように運用しているのかをサクッとご紹介します。イオンSIM活用のヒントにでもなりますれば。
まずはRSSリーダ。ウチではGoogle純正の『Google Reader』を使用しています。
このアプリ、最初に未読のフィードを一気に読みこむようで、未読数が表示されるまで少し時間がかかります。けれども、読み込みが完了してしまえばフィード自体の表示はスムーズそのもの。
スワイプで画面を切り替えながらサクサクとチェックすることができます。で、気になる情報があったらStarマークを付けておいて、後でPC版『Google Reader』でじっくりと読む、という運用をしております。
続いてはメールクライアント。ウチでは『Gmail』を使用しています。
同期の際には、タイトルの一覧が読み込まれるだけなので、比較的ストレスなく使用できます。それでも、瞬間的に表示される訳ではなく、少々(体感的には20秒ぐらい?)の時間は必要となりますが。
また、実際のメール内容は、そのメールを開いた際に読み込まれます。このため、画像が多用されており、それを外部サーバから読み込んで表示するような場合にはそれなりの時間を要します。
なので、タイトルで重要度を判別し、緊急を要するものでない限りPCのメールクライアントで内容チェック&返信する、という運用をしております。とは言え、面白そうなメールが来た場合には普通に読んでしまったりしますが。
お次はWebブラウザ。ウチでは『Angel Browser』を使用しています。ちなみに表示されているのはYahoo!ニュース。
このように、テキストが主体のサイトであれば、少々のガマン(体感的には30秒ぐらい?)ですっかりと表示されます。
精神的&時間的に余裕のある時にしか使いませんが、表示させるサイトを間違わなければそれなりに何とか、といった感じ。ちなみにGoogleの検索も割と快適です。ただし、検索結果の一覧まで、ですが。内容が不明なサイトの場合、リンクを踏まない方がよろしいかもしれません。
その衝撃的なプライスにより、安さばかりにフォーカスされがちなイオンの980円SIMですが、利用の際には用途をよく考える必要があります。さもないと、えらく使いづらいアイテムとなってしまうためです。逆に、「できること」と「できないこと」を見極めて使ったなら、強力なソリューションになることでしょう。
誰にでもお勧めできる、という性格のモノではありませんが、個人的にはそこそこ満足しております。
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