[A100] FPseにOpenGLを導入してみる
先日のアップデートの際にそれを知ったので、遅ればせながらさっそく導入してみることに。
出オチの感もありますが、こちらの比較画像を見ていだければOpenGLの効果は一目瞭然。すべてのソフトでこのクオリティが維持できれば良かったのですが...。詳細は後ほど。
まずは、OpenGLの導入方法からご紹介。と言っても難しい作業は必要なく、メニューから選ぶだけです。いつものように『FPse』を起動して、適当なROMイメージを選択して『FPse』のメニューが使える状態にします。
メニューの”settings”から、"MISC"を選び、"Download OpenGL plugin"をタップすればダウンロードがスタート。この項目は下の方にあるので、見えない場合はメニューをスクロールさせると出てきます。
再起動を促されるダイアログが表示されるので、「OK」をタップして『FPse』を終了させればOpenGLのインストールは完了。次回『FPse』を起動した際に、自動で適用されます。
OpenGLの設定は、メニュー内の"VIDEO"から。いろいろな項目ありますが、その辺はトライアルアンドエラーにて実際の効果をお確かめくだされ。
動作のチェック用にPlayStationの初期作品である「リッジレーサー」と、中~後期の作品である「Metal Gear Sold」の2本を遊んでみました。
「リッジレーサー」の方は、まったく問題なく遊べます。フレームレートもリミッター設定の60fps前後で安定。ただし、数レース遊んだけですので、コースが変わったりすると問題が出てくるかもしれません。
問題は「Metal Gear Sold」の方。まったく遊べないという訳ではないのですが、ところどころで再現性の問題が顔を出します。例えば、冒頭デモにおける潜水艦のシーンでは描画が極端に重くなり、フレームレートも15pps程度にダウン。スネークさんが潜入の際に泳ぐシーンやダクト内の水たまりなども同様です。
些細な問題ではあるのですが、エレベーターに乗るシーンでは、階数ボタンの光るエフェクトが掛からないため、↑↓の操作をしつつ階数ボタンが切り替わったであろう音を頼りに行き先を選ばければなりません。
また、先の水関連以外でもグラフィック描画が激重になることがあるようです。OpenGLの設定を変更すれば対処できる症状もあるかとは思いますが、すべてのオプションを検証するのも難しいモノがあります。
ちなみに「Metal Gear Sold」におけるOpenGLの設定は以下の項目をONにしてあります。もし、「このオプションがお勧め」という情報をお持ちの方は、ご教示いただきたく。
Print FPS
Original screen size
Force Landscape Orientation
OffScreenDrowing
Mask Bit
32Bits rendering
Frame Texture
Special frame limiter
思うに、PlayStationの機能をフルに活用するようになった中期以降のソフトでは、再現性に問題が出やすくなるような気がします。たった2つのサンプルだけなのではっきりしたことは言えませんが。
『FPse』でのOpenGLですが、少々の問題はあるものの、一度はっきりクッキリ画面を味わってしまうと以前の状態に戻りにくくなります。とりあえずOpenGLを使用しつつ、致命的な問題に遭遇したら"Software GPU"に切り替えて遊ぶのがよろしかもしれません。
なお、再起動が必要となりますが、"Software GPU"に戻す場合も導入時と同様、メニュー操作で簡単に行えます。なので、『FPse』を使用しているのなら、一度OpenGLを試して見ることをお勧めします。
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