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Timexの電池を交換してみる

2012年5月26日  2014年1月25日 
自作のベルト付き
あまり腕時計をしないもので、いつの間にやら電池が切れておりました。モノはこちらの投稿でもチラリと登場しているサファリハイブリット。

このまま放っておいてもしょうがないので、電池を交換するしかありません。街の時計屋さんなどに持ち込めば数百円程度でやってくれますが、今回は自分で何とかしてみることに。

そう思えたのは、このサファリハイブリットの裏蓋が4本のネジで止められていたから。裏蓋を外す際に、専用工具を必要とするタイプだったら素直に時計屋さん行きなのですが、ネジなら大丈夫そうな雰囲気です。

他の腕時計に応用できるかどうかは不明ですが、とりあえず記録として残しておきます。備忘録も兼ねて。

まずは、事前準備から。交換用の電池ですが、こいつに使われているのはコイン型のリチウム電池"CR2016"。100円ショップでも購入できる、比較的ポピュラーなコイン型電池です。実際、ウチでも近所の100円ローソン(ローソンストア100)で買ってきました。

電池以外には工具も必須。絶対必要なのはプラスドライバーです。サイズは0番を使用しました。加えて、あった方がよろしそうなのがピンセット。扱うネジがとても小さいのであった方が作業がラクです。

小さいネジつながりで、もう一品。くしゃみをしただけで飛んでいってしまいそうなネジなので、外した際の置き場所として小皿があるとよろしい感じです。

準備ができたら作業に入ります。まずは裏蓋から。見えている4本のネジを外すだけでOK。最後の1~2本のネジを外す際、電池を保持するためのバネで裏蓋が持ち上げられてしまうので、これを押さえつけながら作業します。

なお、ネジをなめてしまうと致命傷になりかねないので慎重に。回しが3割で、押しが7割というバランスで力をかけます。

裏蓋を開けた状態
裏蓋(と防水用のOリング)を外した状態がこちら。電池は3か所のツメでガッチリと保持されております。当然、このままでは電池を外すことができません。

写真の矢印で示したツメは、裏蓋のそれよりもさらに小さなネジで止められており、こいつを外すことで電池交換が可能となります。こちらも0番のプラスドライバーが使えます。

ツメを外したら、電池をスライドさせるように古い電池を取り出し、逆の手順で新しい電池を挿入します。ちなみに電池は"+"側が見えるように。一般的にメーカーロゴなどが刻印されているのが"+"側となっております。

写真には写っておりませんが、ケース周囲の溝に沿うようにOリングが装着されております。裏蓋を外したついでに、Oリングにシリコーングリスを塗布しておきました。これで少しは長持ちしてくれるでしょう。

話がそれましたが、電池保持用のツメを装着し、裏蓋を装着すれば作業は完了。なお、裏蓋には上下がありますのでご注意を。裏側に電池を絶縁するための樹脂が塗布されており、それと電池が合うような向きに取り付けます。詳しくは下記コメントを参照のこと。まぁ、作業の前に向きを確認しておけば良い訳ですが。

もちろん、日時はリセットされますので、一から設定し直します。マニュアルが行方不明になってしまったので、試行錯誤した結果を残しておきます。

サファリハイブリット(のデジタル部)の場合、"SET"ボタン長押しすると「秒」表示が点滅して設定モードになったことを示します。この状態で"ALARM"を押すと0秒になります。

続いて"MODE"ボタンで「時間」を設定。"ALARM"ボタンを押すごとに1時間づつ進みます。以降「分」→「年」→「月」→「日」→「曜日」→「12/24時間設定」と順番に設定。いずれも、"ALARM"で要素の変更、"MODE"で次項目へ、というパターンになっております。

すべて設定できたら、最後に"SET"を押せば終了。アナログ部の時間調整は、リューズを引っ張ってクルクル回して合わせます。

何かの参考になりますれば。



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コメント

柴犬 さんのコメント…
初めまして、タイメックスのメンテで調べてたらここにたどり着きました…。
よく考えりゃそうでした、ネジなんだもの…時計屋に持ち込まなくてもちょっと頑張れば安上がりで交換出来ますよね…(笑)
自分のサファリハイブリッドもちょうど電池が切れたのでこちらの記事を参考にチャレンジしてみます!!
あと写真を見て気付いたのですがサファリハイブリッドもベルトのバネ棒は普通に外せるのですね…ついでにくたびれてきたベルトの交換にもチャレンジするべきか…
WHMaster さんの投稿…
ベルトの交換も簡単ですが、バネ棒を外す際、あらぬ方向に飛んでいって行方不明になる可能性があるのでご注意を。
AMer さんのコメント…
はじめまして。
私もサファリファイブリッドで電池交換を試みました。
ところが、裏蓋の向きがわからなくなってしまいました。
電池と同じ大きさに円形に塗布してある付着物が、電池と重なる向きが正しいのでしょうか?
そうしますと、正面の文字盤を裏返すと、裏蓋の文字が逆さまになってしまうため、迷っています。
WHMaster様のサファリハイブリッドはどのようになっておりますか?
WHMaster さんの投稿…
塗布されている樹脂は電池が裏蓋と接触するのを防止するため...と思われるので、樹脂と電池が重なる向きが正しいと考えます。

ちなみに裏蓋ですが、ウチの場合12時-6時を軸にして裏返すと文字はひっくり返りません。当たり前の話ではありますが、3時-9時を軸にして裏返すと文字はひっくり返ります。
AMer さんのコメント…
WHMaster様
ご確認いただきありがとうございました。
そうですか。
私のは、裏返すと6時の位置にTIMEXの文字が逆さにある、と言う感じです。
少々違和感を感じつつ、「元からこうだったかなぁ?」と気になりまして。
個体によって違うのかなぁ。
匿名 さんのコメント…
あれは絶縁云々ではなく、アラームの共鳴板です。
裏フタの上下は、正面の上下と一致するのが正解です。
WHMaster さんの投稿…
そういう機能があったのですね。
情報ありがとうございました。
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