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防災グッズ考察(11)

2012年6月11日  2013年5月5日 
こんな感じでフォローしてます
タイトルはグッズとなっておりますが、今回はちょっと毛色の違うお話です。

東日本大震災の発生時、音声通話は規制のため固定/携帯共にほとんど使用できず、かろうじてネット接続が使える状態でした。

しかしながら、電子メールは遅延が激しく、携帯端末とのやり取りでは数時間の遅れ発生する始末。そんな状況でも、Twitterは比較的スムーズに利用できました。

Twitterでやり取りされるのは、ほとんどが文字情報であり、しかも140文字という制限あるため絶対的なデータ量が少なくて済みます。このため、アクセスが集中した場合でもシステムにかかる負荷が限界値に達しづらく、安定的に使えたようです。

とは言え、クライアントに近い部分の経路が破壊されたり、サーバがダウンしたりした場合には普通に使用不可となってしまいます。状況次第で使える可能性もあるし、使えない可能性もあると。だからと言って「意味が無い」なんてことはなく、可能な手段は講じておくべきでしょう。

ここでは、Twitterをコミュニケーションツールとして使うのではなく、テレビやラジオのような情報取得ツールとして活用する方法を考えてみます。

今時、Twitterアカウントのひとつぐらいは誰でも持っていると思われますが、普段のアカウントをそのまま使用した場合、さまざまな情報が交錯することとなり、重要な情報を逃してしまう可能性があります。そこで、情報取得専用のアカウントを用意してしまいます。

Twitterのクライアントソフトに装備された「グループ分け機能」でフォロー相手を限定表示するという方法でも似たような効果が期待できます。これならば、アカウントを分ける必要もありません。

しかし、そのソフトが使えない環境では、多数のツイートが無造作に表示されてしまい、使い勝手が悪くなります。アカウントを分けてしまえば、どんな環境でも同じように使える。という訳です。

そして、肝心なのがフォローする相手。個人発のツイートは信ぴょう性が微妙なため、公的機関、あるいはそれに近い組織に限定します。当方では、以下のアカウントをフォローしました。

NHK@首都圏
@nhk_shutoken

NHK生活情報部
@nhk_seikatsu

東京電力
@OfficialTEPCO

東京都水道局
@tocho_suido

首相官邸(災害情報)
@Kantei_Saigai

東京都庁広報課
@tocho_koho

これ以外には、直近の自治体も加えておくとよろしいかもしれません。あまり増やしすぎても情報過多になってしまう可能性があるので、今のところは少なめでリストアップしてあります。

冒頭の絵にはPCのスクリーンショットを使用していますが、見栄えの関係で使用しただけであります。今回のような用途の場合、場合によってはWebページを参照したり、メールを送受信したりすることもあるかもしれません。状況が落ち着けば声を聞きたくもなるでしょう。そう考えると、やはり携帯電話/スマートフォンが有力候補となりそうです。

機種によっては、ワンセグが見れたり、防水だったりするので、これも防災的にはありがたい機能。さらに、こうしたデバイスの多くはUSB充電に対応しており、乾電池式の充電器(例えばこちらなど)の使用により、いっそう可用性を高めることができます。

長々と書いてしまいましたが、要約すると「情報取得専用のTwitterアカウントを作っておくと便利でっせ」ということ。手間もそれほど掛からないので、ぜひお試しあれ。



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