防災グッズ考察(12) おかしな保存食
東日本大震災以降、防災意識の高まり受け、有名製菓メーカーから長期保存可能な防災用保存食がリリースされています。中には、この時期だけに販売される限定品もあるよう様子。
こちらの写真に写っているのはその一部です。何となく良さそうなので、近所のスーパーで見かけた際にゲットしておいたモノ。
いずれも缶入りで、内容物は穴あきの小袋入り、脱酸素剤を使用しているのも同一仕様。どこかのパッケージメーカーがそうした製品(またはソリューション)を開発したのでしょうか?
それはさておき、各製品の概要をサクッとご紹介。
■ロッテ コアラのマーチビスケット 保存缶
コアラのマーチシリーズ。ビスケットの中にチョコレートは入っていませんが、表情豊かなコアラの顔は健在です。缶には「災害用伝言ダイヤル」の使い方がプリントされております。
■森永 マリー 保存用
誰もが一度は目にしているであろう丸い形のビスケット。赤いパッケージがポイントです。缶には準備しておきたい非常持ち出し品・備蓄品のリストがプリントされております。
■東ハト ハーベスト 保存缶
積層構造から来るサクサク感が忘れられない薄型ビスケット。フレーバーは「セサミ」となっております。こちらの缶にも「災害用伝言ダイヤル」の使い方がプリントされております。
■ヤマザキナビスコ リッツ保存缶
言わずと知れたあの「リッツ」。クセのない味は万人に好まれます。サイズはSとLがあり、写真はSサイズとなっております。なお、こちらの缶には防災豆知識的な情報はありません。
とりあえずゲットしたこれらの製品以外にも、有名製菓メーカーの製品としては、グリコやビスコ、森永キャラメルの保存缶もあるようです。
こうして見ると、ビスケットやクラッカーの類が多くなっておりますが、これらはレーション(軍用の携行食)の定番とも言えるメニュー。保存食としては由緒正しき存在である訳です。
適度な熱量(カロリー)があり、そこそこ腹にたまる食べごたえ、そして何より一度は食べたことがあるであろう安心感は大きいと思われます。
缶に防災豆知識がプリントされているのも良い所(リッツ除く)。こちらはコアラのマーチビスケットの災害用伝言ダイヤルに関する告知。防災意識を高めてくれると同時に、万一の際に171の使い方を知ることができます。
賞味期限は5年と長く、備蓄品には最適です。本当にサバイバルな状況になった際には、空き缶も鍋などのアイテムとして活用できそうな雰囲気。
賞味期限が近づいたら、普通にお菓子として美味しく食べられるのもポイントです。いわゆるレーションのように得体のしれないモノを食べるのは結構勇気がいりますが、これらの製品は、いつも食べ慣れているあの味がするので、気軽に安心して食することができます。
デメリットというほどのことではないのですが、気を付けたい点を少々。どの製品も缶入りであるためか、少々かさばるサイズとなっており、持ち運びに向きません。
内容量もそれほど多くなく、まさにおやつ的に食するのが良さそうな雰囲気。また、どれも極端に水分の含有率が少ないため、食する際に水分は必須です。
あとは、普通に美味しいお菓子なので、うっかりすると夜食などとして食してしまう危険性があります。
どれも近所のスーパーマーケット入手できる普通の製品ですが、通販でのお求めなら楽天市場やAmazon.co.jpあたりをチェックしてみるのがよろしいかもしれません。
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