[Android] アプリのバックアップをバックアップしてみる
特に必要性は感じなかったのですが、「タダなら」と登録してみることに。
登録が完了し、容量をチェックしてみると確かに50GBとなっております。一応、動作確認のためお試し程度にファイルを出し入れしてはみましたが、あとはそのままで放置状態。元々目的がなかった訳でこれは自然の摂理と言えましょう。
ある日の事、Android向けバックアップアプリの定番とも言えるTitaniumBackupの設定画面をボケーと眺めていると、"クラウド同期設定"に"Box"の文字列を発見。「あぁ、これを設定すればバックアップをバックアップすることができるのね」とばかりに設定を実行しました。
"Boxを有効化"にチェックを入れ、"→Box設定"もきちんと設定。トップ画面の"Box"部分にもちゃんとチェックが入っていることを確認しました。これで放置すればどうにかなるのかと思っておったのですが、どうにもなりません。
Webを調べてみると、設定さえ行えば同期ボタンが表示されるらしいのですが、その様子もありません。おかしいとは思いつつも、切迫した理由がある訳でもなく、とりあえずスルーしておりました。
別のある日の事、何となくスケジュールボタンを押してみると、そこにそれはありました。"Boxに同期"。
分かってしまえば当たり前の話ですが、まさかスケジュール内にあるとは。こりゃ見つからない訳だ。
根がズボラなせいもあり、Android端末のバックアップも気が向いた時に実施するという、おおよそ計画性のない運用をしていたので、スケジュール機能などはなっから除外しておりました。
で、その"Boxに同期"の実行ボタンを押すとBoxのログイン画面が表示され、IDとパスワードを入力するとファイル転送がスタートします。最初はすべてのバックアップファイルを転送するため結構な時間を必要とします。
ちなみに、ウチでは1.07GBのバックアップファイルがあり、33分ほどで転送が完了しました。次回以降は差分の転送となるため、ずっと短い時間で済みます。
で、こちらがAndroid版Boxアプリで転送したファイルを表示してみたところ。
同期もうまく行っているようです。もし、USBメモリに置いているバックアップファイルが使えなくなったとしても、ここから回収することができそう。
希望的にはBoxのストレージをマウントして直接TitaniumBackupで読み書きできて欲しいところです。
BoxはWebDAVに対応しているので、環境が整っていればサクッとファイルシステムにマウントできるようですが、Android環境に置いてはアプリで簡単に、という訳には行かない様子。
しばらくは、「おそらく使うことはないバックアップファイルの置き場」として利用することになりそうです。どこかの誰かが便利なアプリを開発してくれることを期待しつつ。といった感じであります。
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