センサー付きLED電球を試してみる
「LEDだから省エネ」だの、「センサー付きだからスイッチ操作不要でお手軽」だの、セールスマンばりにプレゼンを展開した結果、OKをもらったので早速商品を手配してみました。
モノはライテックスのセンサー付きLED電球"S-LED60L"。センサー付きのLED電球は数社からリリースされておりますが、これがスペック的に現時点で一番明るく、かつ電球色であるためチョイスしてみました。
いわゆるネット通販で購入した訳ですが、直接実家には送らず当方に届けてもらい、検品と称していじり倒してみることに。まずは外観のチェックから。見ての通り、電球の頂点にセンサーが鎮座しているため、かなりの違和感があります。
設置してしまえば、見た目の違和感を気にすることもなくなると思われますが、センサーが収められているドームは発光部との面積比でもそこそこ大きく、ダークスポット(中心部分が暗くなる現象)の発生が心配されます。
何はともあれ、40W相当の白熱球との比較で明るさ(lux)を計測してみました。電球を設置したのは廊下のダウンライト。照度計は直下から少しずらして設置しています。たまたま照度計を置いたのがその場所だったというだけで、特に深い意味はありません。
また、テストに使用したダウンライトは、電球がすっぽりと埋まってしまうタイプなので、全方位に明るいという白熱球のメリットは活かされていない可能性があります。で、結果の方は以下のような雰囲気となりました。
S-LED60L | 40W型白熱球 | |
照度(lux) | 44.3 | 45.4 |
数値的にも近くなっておりますが、実際に点灯させた環境を比べてみても、感覚的なところでも40W型相当というのが妥当な線かと思われます。
"S-LED60L"のパッケージによると電球の下半球における全光束は60W型相当とのこと。購入を考えている方には、その文言から受けるイメージほどは明るくないと思っておいた方がよろしいかもしれません。
なお、センサーによる影響(ダークスポット)ですが、良い感じで光が拡散/乱反射しているようで、気になることはありませんでした。
続いては、キモであるセンサー関連のチェックなど。まず、検知範囲に関して。ウチでは別のタイプのセンサーライトも使っているのですが、それと比較した感じでは似たような範囲/感度になっております。設置場所の高さによっても変わってきますが、通常利用の範囲では特に問題はなさそう。
点灯時には瞬時にマックスの明るさとなりますが、消灯時には徐々に暗くなるエフェクトが採用されております。予告もなしに突然消えてしまうのは困りものですが、消える前にはその合図として徐々に暗くなるので心構えができます。
なお、点灯時間は2分に固定されておりますが、センサーの範囲内にいれば自動的に延長されるので、肝心な時に消えてしまうこともありません。ただし、少々の動きがないと検出されないのでその辺には注意が必要です。
逆に、2分という点灯時間は少々長いような。ストップウォッチで計ってみると確かに2分前後で消灯するのですが、感覚的にはかなり長く感じます。ここは複数の選択肢が欲しかったところ。
ということで、ひと通りチェックしてみましたが、センサー付きのLED電球としては、問題なく使えそうな雰囲気です。特に、玄関や廊下、トイレなど、必要な時だけ短時間点灯させる照明には最適。
ただ、現状の照明がどれほどの明るさで、LED電球に交換することでどの程度暗く(明るく)なるのかを、良く考えてから導入した方がよろしいでしょう。
この"S-LED60L"自体はさほど珍しくもない製品なので、家電量販店やホームセンターなどで入手可能と思われます。が、通販でのお求めなら楽天市場やAmazon.co.jp辺りをチェックしてみるのがよろしいかもしれません。
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