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2014/04/14

グルーガンのススメ

こちらがグルーガン本体
当blogの工作ネタで何回か登場しているグルーガン。ホットメルトやホットボンドとも呼ばれますが、ズバリそのものには触れていなかったので簡単にご紹介など。

これがナニモノかというと、熱で溶ける樹脂を使った接着剤であります。本体から伸びるACコードをコンセントに接続すると先端のノズルが加熱され、グルースティックと呼ばれる接着剤のタネが融解。

トリガーを引くとノズルから解けたゲル状のそれが出てくる、という仕組みになっております。グルースティックにはEVAなどの熱可逆性樹脂が使用されており、常温では個体に戻ります。この時、接している他の素材を巻き込むカタチで硬化することで接着が可能になると。

基本的な使い方は接着剤のそれに近く、例えば2つのアイテムをくっつけたい場合には、どちらか一方に解けた樹脂を盛って、接着したいアイテムを押し付けて固まるのを待てばOK。固まる(冷える)までの時間は盛り方にもよりますが、数秒から1分程度と短く、サクサクと作業を進めることができます。

逆に、すぐに固まってしまうため広い面積の接着には向きません。少しづつスポット的に処理できる状態や素材であるなら接着できないこともありませんが、他の方法を探した方がよろしいかも。

硬化後の樹脂は元のスベスベ状態に戻るため、はみ出した部分がベタベタすることもありません。それがジャマであるなら、つまんで引きちぎったり、カッターで切り取ったりすることもできます。

溶剤などを使用しないため接着対象への攻撃性が少ないのもポイント。けれども、解けた樹脂は100度以上になるため、熱に弱い素材には注意が必要です。

接着可能な素材は紙、木材、布、樹脂、金属など幅広いのですが、表面の状態により接着力が変化します。表面がザラザラしている場合には比較的強い接着力を発揮しますが、金属やガラスなどツルツルな場合には簡単に剥がれてしまいます。この性質を利用して仮止めに使ったりもできる訳ですが。

基板の四隅を固定
こちらは、樹脂製のケースに基板を固定したサンプル。この場合、ケースも基板も比較的ツルツルな雰囲気なので、それほど強い接着力は期待できません。

けれども、その気になれば簡単に基板を摘出できるので、ケースを交換したり、配線を修正したりする場合に効果を発揮します。その際、基板またはケースに残った樹脂も簡単に除去することができます。

一般的な接着剤の場合、接着したい面でのみ使用可能ですが、グルーガンなら外側から固めることもできます。上記サンプルがこのパターン。いわゆる接着以外に、充填や盛り付けなどの加工が行えるのも大きな特徴といえるでしょう。

なお、ここでは一般的な半透明のグルースティックを使用しておりますが、色付きのモノも販売されており、用途や好みに合わせて選ぶことができます。中にはラメ入りのヤツもあったり。

もうひとつ、グルーガンならではの使い方ということで、立体的に使用してみた場合のサンプルなど。こちらはAndroid用OTGケーブルのコネクタ部をグルーガンのみで成形したモノ。

コネクタをフルスクラッチで
ケーブルを固定すると供に、そのままさらに盛ってハウジングとして機能するようにしてみました。勢いで作ったのであまり美しくはありませんが、立体造形に利用したサンプルということで。

作業手順は次の通りです。まずはアルミ板など接着力の弱い物の上でケーブルとコネクタの角度を決め、そのまま上からグルーガンで固定。

単体で形を保持できるようになったのを見計らってアルミ板から剥離し、ひたすら盛ります。盛っては固まり待ち、盛っては固まり待ち、という工程を繰り返すので当然のごとく表面はボコボコに。

なので、ある程度カタチができてきたら、グルーガンの先端部をコテのように使い、溶かしつつなでるように動かして表面を滑らかにしていきます。このほか、簡単な形状の修正なら同じ要領で対応することができます。

写真は用意しておりませんが、家具の表面に貼られた化粧合板が剥がれた場合や、少しだけ剥がれた壁紙の修復などにも便利に使えます。

このように、工夫次第でいろいろと使えるのがグルーガンのメリット。工作好きでなくてもひとつ持っていると便利なアイテムであります。最近ではグルースティックも100円ショップで売っており、よりお手軽になりました。

もちろん、グルーガン本体も売っていたりする訳ですが、近所では見当たらないという場合には通販の利用が便利かと。例えば楽天市場Amazon.co.jpなどでは豊富な品ぞろえから選ぶことができます。

グルーガン自体の機能はどれもほとんど一緒なので、色やデザイン、値段で選ぶのもよろしいかと。が、スタンド機能はあった方が便利です。ウチで使用しているヤツ(冒頭の写真)の場合、先端に付いている針金がスタンドとなっております。

これがあると、使用中であることを強く認識することができるため、うっかり加熱中の先端部に触ってしまったり、通電したまま放置してしまったりという状況を回避することができます。

何かの参考になりますれば。



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