[Android] Chromecast対応アプリを試してみる
さて、前回の投稿では「アプリ/ソフトウェア次第で可能性が広がる」的なことをサラリと書きましたが、ここではその辺をちょっと掘り下げてみようかと。
ということで、"Chromecast"に対応したAndroidアプリを簡単にご紹介。ただ、便利で役立つアイテムに関しては先達の皆さまがすでにご紹介済みかと思われますので、こちらではちょっと毛色の変わったアプリをチョイスしてみました。ネタとしてお楽しみいただけますれば。
Solid Explorer Cast Plugin
インターフェースが洗練されたファイル管理アプリ"Solid Explorer"のプラグイン。これをインストールすることで、選択したコンテンツをそのまま"Chromecast"で再生することができます。
使い方は簡単で、目的のファイルをタップし、表示されたメニューから"Solid Explorer Cast"の項目を選ぶだけ。
デバイスのローカルストレージに保存されたコンテンツはもちろん、"Solid Explorer"に搭載されているネットワーク機能を利用し、NASに保存されたコンテンツを再生することもできます。
Dead Pixel Tester (Chromecast)
液晶テレビのドット抜けや常時点灯をチェックすることができるアプリ。
PCやAndroid端末など、液晶ディスプレイを搭載したデバイスでは比較的ポピュラーなソフトウェアですが、それを液晶テレビでも実現できるのがポイントであります。
使い方は簡単で、アプリを実行して画面をキャストするだけ。端末画面の中央に表示されたボタンをタップするごとにRGB他の単色、縦縞、横縞、テストパターン、カラーチャートと切り替わります。
TextToTV (Chromecast app)
Android端末で入力したテキストをテレビの画面に表示することができるアプリ。それ以上でもそれ以下でもありません。
英文はもちろん、日本語の表示も可能。技術的には興味深いのですが、正直使いどころがまったくわからないアプリであります。
作った本人もデモ的に作成したアプリだと言っておりますので、本気で活用しようと思わないのが正解なのかもしれません。
Chromecast SNES Emulator
徐々にネタ色が強くなっている訳ですが、最後は"Chromecast"専用のSNES(スーパーファミコン)エミュレータ。
なのですが、現時点では完成度が低くなっております。うまく動かないソフトも多く、バーチャルコントローラのチューニングもよろしくありません。
バージョンアップによりそれらが解消されたとしても、このアプリには致命的な問題があります。それは、ゲーム画面とバーチャルコントローラが分けられているため同時に見るのが困難な点。
物理コントローラならボタンやレバーの配置、形状などにより手元を見ずにプレイできますが、バーチャルコントローラでは目視でのチェックが必須。このため、本アプリではテレビと端末の画面を頻繁に行き来する必要が生じ、プレイ中のストレスもMaxになることでしょう。
一応有料版も用意されており、もしかしたら画期的なアイデアや技術で諸問題がクリアされるかもしれません。今後の動向に注目したいアプリであります。
サンプル数は少ないですが、これだけでも"Chromecast"の多様性が良くわかるかと。もちろん、ここで取り上げた以外にもさまざまな対応アプリが用意されておりますので、興味のある方はGoogle Playにて検索してみましょう。
コンテンツをテレビに出力するディスプレイアダプタとしての"Chromecast"。そして、手元のデバイスと連携するAndroid端末としての"Chromecast"。技術的には同じ意味ですが、ユーザ的には2種類の使い方が用意されているように見えます。これが、この小さなアイテムの大きな魅力なのではないかと思う次第であります。
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