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SS-10SPDを追試してみる

2014年11月7日  2014年11月7日 
まずまずの天候と言えそうです
先日、当ブログで取り上げたシステムトークスのソーラーパネル"SunPad 10(SS-10SPD)"ですが、その時のテストでは性能の全貌を見るには至りませんでした。

ということで日を改めた某月某日、追試を実施してみることに。ロケーションは前回と異なりますが、天候はそれなりに良好。遠くの空こそ白く霞んでおりますが雲ひとつない晴天となっております。

テスト内容としては、前回と同様にソーラーパネルで発生させたエネルギーをモバイルバッテリへ蓄えるというカタチにしました。けれども、前回のテストの結果を踏まえ、装備がパワーアップしております。

USB電圧・電流計には積算電流の計測が可能な"RT-USBVAC"に加え、ピーク電流を見るのに便利な"CT-USB-PW"も用意。モバイルバッテリには1.5A入力に対応したSONYの"CP-F10LA"をチョイスしました。さらに、先日当ブログで取り上げたUSB抵抗器も持参。これだけあればいろいろと試すことができます。

で、以下が今回のテスト風景。ソーラーパネルによる発電には太陽との向き/角度が重要となりますが、丸太を枕にしてセッティングしたところ、太陽との角度がちょうど良い雰囲気になったので、スタンドは使用しておりません。

日差しは熱さを感じるほどでした
影を見てもわかるように、ソーラーパネルはほぼ南向きとなっており、方角的にもちょうど良い感じとなっております。

ということで、さっそくテストを開始。まず、真っ先に試したのはUSB抵抗器...だったのですが、結果的には大失敗でした。USB抵抗器のスイッチを2A側にして計測しようとするとUSB電圧・電流計がシャットダウンしてしまいます。

2つの計器で同じ症状が出たので電力不足は確定な感じ。"SS-10SPD"のスペック上では1.7A出力となっているので、さすがに2Aを引っ張るのは厳しかったかも。もちろん、USB抵抗器のスイッチを切り替えて1A側にすれば問題なく動作しました。

気を取り直してモバイルバッテリの蓄電テストに移行。前回使用したダンボーミニは入力電流が1Aまでの対応でしたが、"CP-F10LA"では1.5Aまで流せるので"SS-10SPD"の性能をさらに引き出すことができるハズです。

で、結果ですが、4.93V*1.36A=6.7W付近で安定的に電力を供給することができました。30分間のテストでは679mAhの供給を確認。

ちなみに、家に帰ってからテスト直後のモバイルバッテリをUSB-ACアダプタにて充電しつつ計測したところ、平均的に5.12V*1.29A=6.6W、30分で647mAhの供給が確認できました。

前回も同じような結果となりましたが、1.5A入力に対応したモバイルバッテリを充電する場合でも、好条件であればACアダプタと同等の給電能力があると言えそうです。

ピーク電流で1.55Aを計測
少々横道にそれましたが、話をアウトドアのテストに戻します。最後にピーク電流を計測してみました。

"SS-10SPD"を頭上に掲げ、微妙に角度をずらしながら最大限に効果を発揮する状態を探したところ、あくまで瞬間最大値ではありますが1.55Aを記録。けれどもひとつポカをしてしまい、この時の電圧値を記録しておりませんでした。

この時も環境は変化していなかったので、先のテストで確認した電圧を当てはめてみると、4.93V*1.55A=7.6Wの電力供給が可能であることになります。

"SS-10SPD"のUSBポートを使用した場合、5.00V*1.7A=8.5Wが最大値となるので、実測値でこれだけ出るなら「スペックに偽りナシ」と言えそうです。

少なくとも、ポータブルなソーラーパネルとしては必要にして十分な電力供給能力があることは間違いなさそう。今回も限界には至りませんでしたが、それに近いモノは見れました。

とりあえず知的好奇心的には満足できたので、以降"SS-10SPD"には窓辺のミニマム発電所としてほどほどに活躍していただきたいと思います。



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