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"Qi"なワイヤレス充電器を試してみる

2014年12月18日  2014年12月29日 
かなりのコンパクトサイズ
興味はあったものの、対応デバイスがないため試すことができなかった"Qi"なワイヤレス充電。ちょうどNexus4ユーザとなったのでこれを試してみることに。

で、手配したのがコチラの品。シンプルな木製筐体に惹かれて選んでみました。フェイクな化粧合板などではなく、天然木が使用されているのもポイント。

白木のリビングテーブルに置いてあっても違和感はなさそうな雰囲気となっております。ユニークなのは外観だけで、機能的に特筆するモノはなく、最低限の機能を備えた充電器となっております。

モノはAliexpressにて手配しました。"Qi Wood"などと検索すれば似たようなアイテムがゾロゾロとヒットします。ちなみに写真の単3形電池はサイズ比較用。単品だとサイズ感がわかりにくいので並べてみました。

上面の黒いリングにはシリコーンゴムと思われる素材が使われており、チャージポイントを示すとともに上に乗せたデバイスの滑り止めとしても機能します。もちろん、裏面にもゴム足が付いており、簡単に動いてしまうことはありません。

背面(?)にはUSB microBのメスコネクタが用意されており、電源となるUSB-ACアダプタを接続します。なお、製品には電源が付属しないので、自前で用意する必要があります。行頭で"背面(?)"と表記した理由に関しては後ほど。

電源にはUSB-ACアダプタを使用
コネクタの隣には2つのインジケータが用意されており、オレンジは通電で点灯します。グリーンは点灯でスタンバイ、点滅で充電中、消灯で充電停止を示すようです。

この配置が微妙で、インジケータを見やすく設置すると無粋なケーブルも目立ってしまい、ケーブルを隠すため後ろ向きにすると今度はインジケータが見えにくくなる、というジレンマが発生します。

これが"背面(?)"と表記した理由。シンプルなデザインを活かすべく、あえてこのレイアウトを...ってな理由である可能性は限りなく低く、中に収められている基板の関係でこうなったのではないかと思われます。

で、肝心の使い勝手など。サイズやフォルムから想像するにシングルコイル仕様であると思われ、やはりスウィートスポットは小さめになっております。デバイスが少しズレただけでもグリーンLEDが消灯して充電停止を知ることになります。

ただ、充電器自体はNexus4よりも少し幅広なだけの四角いオブジェクトなので、一度具合の良い場所を覚えてしまえば以降の位置合わせは容易に行なえます。

充電時間も気になったので、USBケーブルをデバイスに直結した場合、ならびに"Qi"を使用した場合で比較してみました。

  USB直結 Qiワイヤレス
充電時間 2時間12分 2時間22分

いずれもバッテリの残量が25%から100%になるまでの時間となっております。なお、一発計測のため信頼性が低い値である可能性がありますのでご注意を。

充電時間に関してはUSBケーブル直結時とほぼ同等な雰囲気に。ただし、消費電力は大きく異なります。USB-ACアダプタ側で電流値をチェックしてみたところ、USB充電では多くても1000mAほどですが、"Qi"では平均的に1200mAほど流れます。

充電に必要な時間は同じなのに、"Qi"ではより多くの電力を必要とする事実。それはつまり、効率が悪いことを意味します。

わずかに待機電力を消費します
また、未使用時にも少々の電力を消費します。0.076Wと微細なモノではありますが、待機電力を気にする方には知っておいた方がよろしいかもしれません。

なお、写真の積算電流(mAh)は、他の計測データがそのまま残っているだけであり、今回の話とは関係のない値を示しておりますので無視してくだされ。

乗せるだけで充電できるのに加え、USBポートを酷使しないためデバイスにもやさしいのですが、効率が悪いというデメリットもある"Qi"。何を重視するかによって判断が別れるところであります。

けれども、特に充電頻度の高いスマートフォンにおいては"Qi"の手軽さは大きなアドバンテージであり、少々の電力消費増には目をつぶってしまおうか、という気にもなろうもの。そんな感じなので、致命的なデメリットが見つかるまではしばらく使い続けてみようかと思います。



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