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[Android] CM12の消えたUSBストレージメニューを復活させてみる

2015年3月9日  2015年3月9日 
これがないと地味に不便
ウチのNexus7(2012)では、公開当初からCM12(CyanogenMod12)を使っているのですが、いつの頃からかOTG接続したUSBストレージをアンマウントするためのメニューが消えてしまいました。

場所は、"設定"→"ストレージ"の中。OTG機能を利用しない方には馴染みの薄い項目ですが、以前はここにUSBストレージ関連のメニューがあったのです。

OTG機能が削除されたのかと思ったのですが、USBストレージを接続すると普通にマウントされます。にもかかわらず、アンマウントする手段はナシ。USBストレージをいきなり抜いても問題となる可能性は少ないと思われますが、どうにも気分がよろしくありません。

どうやらバグのようであり、少し待てば修正されるだろうと思っておったのですが、これがなかなか直りません。個人的には良く使用する機能なので、なんとかしたいところ。そこでxda辺りを検索してみると、やっぱり答えがありました。

その方法というのは、/system/build.propに以下の一文を加えるというモノ。システムファイルに修正を加えることのできるアプリ(例えばRoot Explorerなど)があれば簡単な作業です。

persist.sys.isUsbOtgEnabled=true

場所はbuild.prop内のどこでも良いのですが、分かりやすいよう末尾に加えるのがよろしいかもしれません。で、そのとおりにやってみると...見事にUSBストレージメニューが復活しました。もちろん、問題なく使用できます。

また、「ちまちまと入力するのは面倒だ」という向きには、カスタムリカバリから導入できる"cm-12-enable-usb-otg-options-signed.zip"も用意されております。やることと結果は一緒なので、好みの方を選べばOK。

近い将来に修正されるであろう問題なので、ずいぶんと賞味期限の短いネタではありますが、現状で困っている方には役立つ情報かもしれません。

ついでと言ってはアレですが、CM12に関するパッチネタをもうひとつ。KitKatベースのCM11では、外部ストレージへの書き込みに制限がかけられておりましたが、CM12においてもそのまま踏襲されているようです。

書き込みは不可
アプリによっても状況は変わるのですが、ウチではバックアップアプリの定番であるTitanium Backupにて確認しました。

こちらの図のように、バックアップフォルダとして認識されているにもかかわらず書き込みができない、というモノ。

この場合、既存のバックアップファイルからのリストアは可能だけれども、新規でのバックアップは不可、というおかしな状態となってしまいます。これは、CM11で経験した症状と同一であり、対処方法もまったく同じ。

これを修正するには、/system/etc/permissions/platform.xmlを編集するか、"SDFix"というアプリを使えばOKです。詳細に関してはKitKat環境向けに記述した過去記事をご参照いただきたく。

こちらのネタも合わせて、何かの参考になりますれば。



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