さまざまな物や事に関する、役に立ったり立たなかったりするテキストが綴られるブログ。

2015/08/04

VPNをプロクシ的に使ってみる

Googleからのお知らせ
当ブログでは、プラットフォームとしてGoogleのBloggerというサービスを使用しております。

先日のこと、その管理画面に見たことのないアラートが表示されました。

回りくどい言い方ですが、要するに「EUの法律に沿って、EU圏からの来訪者には、クッキーの使用宣言とその同意を求めるメッセージがあなたのブログに表示されるよ。きちんと表示されることをあなたの責任において確認してね」ということらしい。

EUからお客さんが来ることはあまりないので、サラッと無視したくなるところです。けれども、自分のブログで該当ユーザにメッセージが表示されない状態である場合、非常にマズイことになる可能性があります。

つまり、そのブログはEUの法律を遵守しておらず、責任はサービスを提供しているGoogleにも及ぶことに。当然Googleとしては面白くない状況なので、事前に原因となるブログを削除したりアカウントを停止したりといった強行手段に出る...かもしれないというストーリー。あくまで想像の話です。

そうなっては困るので、まじめにチェックしてみます。メッセージを確認する方法ですが、Bloggerのデフォルトである"blogspot.jp"のアドレスを使っているなら話は簡単。そのアドレス部分をEU圏のモノ(例えば"blogspot.co.uk"など)に変更してアクセスするだけでメッセージを表示させることができます。

けれども、独自ドメインを使用している場合、上記方法は使えません。こうした時に便利なのが、Webサイトなどへの接続を代行してくれるプロクシサーバ。どこかの国に設置されたプロクシサーバを経由することで、あたかもその国からアクセスしているように偽装することができます。

ただ、プロクシサーバを探すのは少々の手間で、得体の知れないサーバに接続するのは気分的にもよろしくありません。ということで、ここではVPNを使ってみることに。本来こうした使い方をするシステムではありませんが、やりようによっては同じ結果を得ることができます。

今回使用するのは、筑波大学が学術研究を目的として実施しているオンラインサービス"VPN Gate"。全世界で公開されている中継サーバが自由に利用できるのはもちろん、ユーザ登録の必要はなく、無料で使うことができます。

また、"VPN Gate"はゲートウェイとしてデザインされており、例えば英国に置かれた中継サーバを使ってWebサイトに接続すれば、英国からアクセスしていることになります。つまり、プロクシサーバと同じ結果が得られるというコト。

中継サーバがずらりと並びます
"VPN Gate"はさまざまな環境をサポートしますが、今回はWindowsにてSoftEther VPN Clientを使用したSSL-VPN接続を試してみます。

専用のソフトウェアをインストールする必要はありますが、安定・高速・簡単というのが大きなメリット。

インストール方法および使い方に関しては"VPN Gate"のこちらのページをご参照くだされ。SoftEther VPN Clientを起動すると中継サーバのリストを自動で取得してくれるので、あとは自分の使いたいサーバを選ぶだけ。マウス操作だけでVPN接続が簡単に行えます。

上記スクリーンショットが中継サーバのリストを表示させた状態。EU圏からアクセスしたい、ということでフランスをチョイスしてみました。今回の場合、EU加盟国を選ばなければ意味がありませんのでご注意を。

中継サーバへの接続処理に少々の時間はかかりますが、接続してしまえばVPNを意識する必要はありません。普段通りWebブラウザから目的のサイトにアクセスすればOK。

メッセージの表示を確認
で、当初の目的であった当ブログのEUユーザ宛メッセージをチェックしてみました。

画面上側が通常接続の状態。当たり前ですがメッセージは表示されません。そして下側がVPN接続でフランスのサーバを経由してアクセスした場合。

見てのとおり、タイトルにかぶる形でメッセージが表示されました。内容が日本語なのはブラウザの設定によるモノと思われます。

これで、Bloggerユーザとしての責任を果たすことができました。独自ドメインを使っているような上級ユーザには釈迦に説法な話ではありますが、国外からのアクセスを制限しているサーバに接続したい場合にも応用できたりしますので、覚えておいて損はありません。

今回はWindows環境を使用しましたが、もちろん他の環境でも同じことができます。"VPN Gate"ではさまざまな環境における接続方法が解説されておりますし、以前当ブログでもAndroid環境に関して紹介しました。興味のある方はご一読いただけますれば。



Related Posts with Thumbnails

0 件のコメント:

新しい投稿へ 以前の投稿へ ホームへ