さまざまな物や事に関する、役に立ったり立たなかったりするテキストが綴られるブログ。

2015/09/08

[Android] QuickBootを試してみる

開発者向けオプションに追加されます
Androidデバイスの場合、通常の運用においてはスリープ待機が基本となりますが、状況によっては電源を落とす必要が生じます。それは良いのですが、起動に時間がかかるのは少々困りものです。

そんな不便な状況を改善できるかもしれないのが"QuickBoot"なるシステム拡張機能。CyanogenとQualcommがOnePlus Oneのために共同開発したモノであり、電源OFFからの起動を高速化することができるのだそうな。

その移植版がxdaのこちらのスレッドにて公開されております。デモムービーを見る感じでは、信じられないほどの高速起動。非常に興味深く、体験したい衝動に駆られました。ということでNexus4で試してみることに。

システム要件として求められるのはCyanogenMod12/12.1を搭載したデバイスであること...なのですが、それだけで動くかというとそんなことはなく、ハードウェアの仕様によっては動作しないこともある様子。対応/非対応機種のリストはないため、現物で確認するしかありません。

インストールは簡単で、上記スレッドから"arter97-L-quickboot.zip"をダウンロードしてリカバリからフラッシュするだけ。再起動後には、設定→開発者向けオプションの中に"クイックブートモードを有効化"という項目が追加されます。その状態は冒頭のスクリーンショットにてご確認くだされ。

で、この機能をオンにすれば準備は完了。使い方もこれまた簡単です。いつものように電源ボタンを長押しして"電源を切る"を選択するだけ。その後の動作は少々異なります。

いきなりandroidとだけ表示された画面に変わり、すぐ電源が落ちます。起動させたい場合はいつもと同様に電源ボタンを長押しするだけ。すると、驚愕のスピードでシステムが起動します。

その様子はこちらのビデオにて。少し前に撮影したモノなので上記動作とは少々異なりますが、起動の速度は感じられるかと。

「スリープからの復帰じゃね?」と疑われそうな高速ぶりですが、上記ビデオのラストにてSutickMountやSuperSUなどシステム起動時に読み込まれるアプリのメッセージがトースト表示されることから起動シーケンスであることがわかります。

画面上部のメッセージに注目
起動のスピードは素晴らしいのですが、ここで問題発生。ほとんどの場合でSIMカードを見失ってしまうらしく、再起動(電源OFFにあらず)するまでモバイル通信および通話が利用不可となってしまいます。

ごくまれに正しく起動することもあり、その場合にはSIMカードもきちんと認識されるのですが...。

こちらがSIMカードを見失った際のロックスクリーン。上部にその旨が表示されております。もちろん、SIMカードは挿してあり、再起動すると普通に使えるようになります。

CM12.1が安定すれば状況に変化があるかも、としばらく静観していたのですが今のところ変わらず。元ネタとなるxdaのスレッドではさまざまな機種での動作報告が投稿されており、ウチの環境に起因する問題かもしれません。

と、そんな感じでウチではうまく動かなかった訳ですが、きちんと動く環境であれば非常に有用な機能であると思われます。この速度で起動するなら「ここでは携帯の電源をお切りください」な場所でも躊躇なく電源を落とすことができます。

なお、うまく動かないなどの理由で"QuickBoot"をアンイストールする場合、元ネタのスレッドにてユーザが投稿したアンイストール用のzipファイルを利用するのがお手軽でよろしいかと。インストール時と同様にリカバリから"Uninstaller-quickbootV2.zip"をフラッシュするだけでアンイストールが完了します。

トラブルに遭遇する可能性もありますので、お試しの場合は自己責任でひとつよろしくお願いしたく。また、万全のバックアップ体制もお忘れなきよう。



Related Posts with Thumbnails

0 件のコメント:

新しい投稿へ 以前の投稿へ ホームへ