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Anker PowerLine microUSBケーブルを試してみる

2015年10月15日  2015年10月15日 
色はグレーを選んでみました
チタンやカーボンといった高機能素材には目がないタイプな訳ですが、そうしたカテゴリに属する素材のひとつとしてケブラーがあります。

極めて高い引っ張り強度を備えた樹脂なのですが、有名なところでは繊維状に加工された製品が防刃ベストやボディアーマーなどに使用されたりしております。

そのケブラーが採用されたUSBケーブル"Anker PowerLine"シリーズが発売になったというリリースを目にして、ついうっかり購入してしまいました。ので、軽くインプレッションなど。

製品バリエーションにはiOS向けのLightning仕様と、Androidを始めとした多くの機器で使用可能なmicroUSB仕様の2タイプが用意されておりますが、ここではmicroUSB仕様のケーブルを取り上げております。

カラーはグレーを選んでみたのですが、これが本当に事務機器的な色。むしろ灰色と呼びたい感じです。しかも、コネクタ部分は黒色となっており、微妙な感じの2トーン仕上げとなっております。

各USBコネクタのシェルはごく一般的な銀色タイプ。ニッケルメッキかと思われます。見た感じの判断ではありますが、コネクタのピンは金メッキ仕上げとなっているようです。

ケーブルは、ありがちな樹脂製となっておりケブラー感は皆無。それもそのハズ、ケブラーはケーブル内に収められた各銅線の芯材として使用されており、外観からそれを知ることはできません。

そのケブラー効果かどうかは不明ですが、ケーブル自体は結構しなやかな感じとなっております。太さは結構(実測値で3.8mmほど)ありますが、取り回しは良好で、結構使いやすそうな雰囲気があります。

正直イマイチな色
ケーブル表面の質感は、こちらの写真のとおりで、良くもなく悪くもなくといった感じ。色がアレな感じなので安っぽく見えますが、触ってみればイメージほどには悪いものではないことがわかります。

また、巻きぐせが付きにくいのもポイント。パッケージの段階ではオーバル形状に丸められておりますが、梱包を解けば素直に真っ直ぐなケーブルとなります。

もちろん、少々のクセは付いておりますが使用感に影響が出るレベルではありませんでした。外観的なインプレッションはこんな感じで。続いては性能的なところを見てみます。

2Aの電流が流れるように設計されたUSB抵抗器と、microUSBの入力端子を持つUSB電圧・電流チェッカーであるRT-USBVACを組み合わせて使用し、どの程度の電流が流れるのかチェックしてみました。テスト方法の詳細に関してはこちらのリンクにて紹介しております。

上記リンク先ではモバイルバッテリを電源としてテストしておりますが、今回はUSB-ACアダプタを使用しました。購入したのが1.8mのケーブルであったため、コンセントに設置したUSB-ACアダプタからでも余裕で手元まで届く、というのがその理由。他意はありません。

で、その結果ですが1.83A@4.88Vとなりました。1.8mと長めのケーブルである割には、そこそこに良い数値。これなら大電流を必要とするタブレット端末でも問題なく使用できそうです。

性能は良さ気です
なお、この値はPowerLineの限界性能を示すモノではない点にご留意くだされ。あくまで今回使用した機材の組み合わせにおける限定的な計測結果であるとご理解いただきますれば。

要するに、このぐらいは当たり前に流れるし、別の環境であればもっと多くの電流が流れる可能性も普通にある、というお話。

ちなみに、この"Anker PowerLine"は一般的なUSB結線となっており、充電はもちろんデータ転送にも使用することができます。

このため、一部端末では汎用USB-ACアダプタの利用時にUSBポートへの接続と認識されてしまい、500mA以下での充電となる場合があります。Nexus7(2012)など、ごく一部の機種で発生するレアケースではありますが。

といった感じで、使用感も性能もよろしい感じのmicroUSBケーブルでありました。特筆すべき問題もなく、普段使いには最適なアイテムと言えそう。それでいて、バカみたく高価でないのもポイントです。

例えばAmazon.co.jpではこんな感じの価格となっておりますので、とりあえずのお試し用として購入してみるのもよろしいかと思われます。



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