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[Windows] DFX Audio Enhancerを試してみる

2015年11月19日  2015年11月19日 
Windowsのサウンドを拡張します
先日導入したGoogle Play Music。モバイル環境での音楽鑑賞を目的として導入した訳ですが、在宅時にPCのWebブラウザを使って音楽を再生するという使い方も結構便利であることに気付きました。

Wi-Fi接続なら、聞きたい曲まで次々スキップしてもサクサクと進み、キューに入っていない曲を指定してもタイムラグを感じることなく再生されます。キャッシュが効いている可能性もありますが、PCならばストレージに余裕があるので問題ナシ。

環境的には、USBオーディオをBluetoothで飛ばす"Creative BT-W2"をノートPCのUSBポートに接続し、Bluetoothスピーカーである"Panasonic SC-NA10"で出力する、といった感じになっております。

けれども、BGM的に小音量で聞くことが多く、のっぺりとした感じのサウンドが気になっておりました。ということで、その辺を何とかすべく、Windowsのサウンド出力にエフェクトをかけることができる"DFX Audio Enhancer"というソフトを試してみることに。

上記サイトではお試し版と製品版がダウンロード可能となっております。お試し版は、機能に制限があること、タスクトレイへの格納ができないこと、一定間隔で購入を促すダイアログが表示されること、などの点で製品版と異なります。

とは言え、基本機能を体験するには充分な感じなので、今回は無料のお試し版をインストールしてみました。

このソフトがユニークなのは再生デバイスとして機能する点。このため、音源に依存せずWindowsのさまざまなサウンド出力に対して効果があります。

各種音楽プレーヤーはもちろん、YouTubeの動画やゲームの音楽・効果音などでも有効。もちろん、WebブラウザのGoogle Play Musicでも機能します。

再生デバイスとしてリストアップ
Windowsの"サウンド"を開いてみたのがコチラ。"DFX Audio Enhancer"が再生デバイスとして機能しているのがわかるかと。

ちなみに、起動後の"DFX Audio Enhancer"はコントローラとしてタスクトレイに常駐し、その気になれば終了も可能。なのですが、ソフトの終了後も再生デバイスとしての機能は使えないままの状態で残ることになります。

なので、うっかり終了させてしまった場合でも、手動で起動すれば再び使用可能となります。

で、実際の操作ですが、"DFX Audio Enhancer"では、以下5つのエフェクトが用意されており、これらの組み合わせによってさまざま色付けが行えます。なお、以下の説明にある各エフェクトの効果は個人的な感覚で書いてあるため、実際の機能とは異なる場合がありますのでご注意を。

■Fidelity
サウンドをはっきりクッキリさせることができます。
■Ambience
残響を付加することができます。
■3D Surround Sound
音場を広げるサラウンド機能。お試し版では使えません。
■Dynamic Boost
曲のメリハリを強調する機能。ラウドネスに近い感じ?
■HyperBass
低音域のブースト機能。

各エフェクトは個別にON/OFFが可能となっており、好みの設定を見つけるのに便利です。当方の好みとしては、上から4-1-2-0-1といった感じになりました。なお、製品版では各エフェクトで10段階の調整が可能なのですが、お試し版では5段階までに制限されております。

この他の機能としては、選べる3つのプロセッシングモード(Music-Type I/Music-Type II/Speech)、スピーカー/ヘッドホン環境の切り替え(お試し版は外部スピーカーのみ)、イコライザー、スキン変更などが用意されております。

いちいち設定を詰めるのは面倒だ、という場合にはプリセットを利用することもできます。また、コントローラに用意されているパワースイッチを使用すれば、エフェクトやイコライザーなどの処理をまとめてON/OFFできるので、効果の程が良くわかります。

で、しばらく試用してみての感想ですが、これがなかなかに良い感じ。狙ったとおりに小音量でもメリハリのあるサウンドが楽しめます。また、再生デバイスとして機能するので、音楽プレーヤーを変更した場合でもいつものサウンドを楽しめるのは便利なところ。

CPUに対する負荷もそれほど多くはなく、不安定な感じもありません。機能的には文句のない出来なのですが...。料金設定が微妙な線に思えてしまい、製品版の購入には至っておりません。

エフェクトが5段階でもまったく問題はなく、一部スキンを適用することでタスクトレイへの収納が可能になったりするので、お試し版で満足してしまった、というのも原因のひとつ。

一定時間ごとに表示されるダイアログがそれなりにウザくはありますが、これを消すためだけに購入するのも「なんだかなぁ」という感じです。

この辺の感じ方はひとそれぞれなので、興味のある方はお試し版をどうぞ。特に外付けスピーカーのある環境においては、サウンドの劇的な変化に驚かれることでしょう。



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