安価なライトボックスを試してみる
本体は折りたたみ式で、使用時に組み立てて使用するタイプとなっております。使用時のサイズはだいたい20cm四方といった感じ。内側はさらに狭くなるので、まさに小物用です。
照明装置として白色LEDが装備されているのも特徴です。電源には手持ちのモバイルバッテリやUSB-ACアダプタを使用。これらは別売となりますが、給電用のmicroUSBケーブルは同梱されておりました。
本体の素材はポリプロピレン的な樹脂で、1枚の板から展開図のまま切り抜いたような形状をしております。それがコンパクトに折りたたまれた状態で不織布の専用袋に収納されております。
組み立てる際には専用袋から取り出して、曲がりグセを伸ばすように一度展開し、左右の壁となる部分に仕込まれたマグネット同士を貼り付ければOK。箱型になって自立します。非常に簡単。
上面のフラップには、20個のチップ型白色LEDを乗せた基板が取り付けられております。これが照明装置。基板の端には給電用のmicroUSBコネクタが用意されております。なお、消費電流は500mAを少し越える感じでした。
また、背景用に白と黒のスポンジシートが付属しており、状況に応じて切り替えが可能。シートとライトボックスの背面パネルには切り欠きが用意されており、シートを引っ掛けて固定することができます。単純ながら、なかなかに便利。
背景が気に入らない場合、適当な布や紙を付属シートと同じ形に加工すれば使用可能となります。いくらでもバリエーションを増やすことができそう。
そんなこんなで手元にあったフィギュアをスマホで撮影してみました。撮影時には露出を+2にして、PCでトリミングとリサイズを実施しただけ。色味には手を加えていないので、素の状態でこんな感じに撮れると思っていただけますれば。
照明装置にはディフューザー的なモノは付いておらずLED直の光となるので、被写体にはLED20個分の影が出ることになります。が、光源が複数あるおかげで個々の影は薄くなり、結果として被写体の後ろに薄っすらと影が出る感じとなります。
なお、被写体を置く場所、LEDが装着されたフラップの角度、背景の種類でも影の状況は変わります。今回は、フィギュアの顔にかかる髪の毛の影を軽減するため、比較的光が良くまわる奥側に置いて撮影しました。そのせいで背景の立ち上がり部分に影が写り、若干目立つ感じになっております。
こんな感じで、高等テクニックや高価な機材を使わなくても、それなりに見栄えの良い写真を撮ることができます。LEDを高演色タイプに変更したり、ディフューザーを付加したりとDIY的にも楽しめそう。
本体の折り曲げ部分が素材の疲労によってやがては破断しそうな雰囲気ではありますが、それまでには充分に元が取れそうなコストパフォーマンスの良さもポイントです。
その価格的な話ですが、Aliexpress辺りではこんな感じとなっております。一方国内通販であれば、楽天市場ならこんな感じ、Amazon.co.jpならこんな感じとなっております。
中には、あえて海外通販する必要がないレベルの値段で販売されているモノもありますが、その場合には海外からの発送だったりする可能性がありますのでご注意くだされ。
コメント