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ユニバーサルな三脚用アタッチメントを試してみる

2017年1月26日  2017年1月26日 
洗濯バサミ方式のマウント
"Clasp for Smartphone"なるアイテムを購入してみました。雰囲気としては大きめの洗濯バサミ。機能的にはスマホなどを三脚に固定するためのマウントアタッチメントとなります。

口を開けてスマホをはさみ込むだけなので、必要な時だけセットアップすればOK。比較的コンパクトなので荷物になることもありません。

三脚への取り付けには一般的な1/4インチのネジ穴を使用するため、カメラ用のアクセサリがそのまま利用可能。一般的な三脚はもちろん、自撮り棒やゴリラポッドのような変わり種も使える訳です。

と、そんな感じでコンセプトは良さげなのですが、実際の製品としては少々残念な点があります。おそらくはコンパクト化を目指してのデザインだと思われるのですが、口を開くために使用するハンドルの設置角度が悪く、コツを掴むまで口を開くのに一苦労します。

その形状から洗濯バサミのように握って口を開きたくなりますが、これではうまく行きません。コツとしては"Clasp for Smartphone"を三脚などに装着してから、三脚との接合部の反対側にあるハンドルのみを後ろに反らせるように力を加えます。この方法なら力も必要なく、簡単に開くことができます。

そして、もうひとつの残念な点がスマホを装着した際の角度。ネジ穴が垂直になるように三脚に装着すると、くわえたスマホはかなり上を向いてしまいます。このため、角度を自在に変更できる自由雲台は必須。

さらに、スマホの画面が地面と垂直になるぐらいまで自由雲台を傾けるとかなり重心が偏ります。このような状態で使用する場合、安定性の高い三脚を選ぶ必要があります。

製品の概要としてはこんな感じ。で、当方がこれを購入した理由ですが、スマホ用サーマルカメラである"Seek Thermal Compact"を三脚に固定するため。専用のアタッチメントもリリースされているのですが、入手難なので代わりになるモノを探してこれにたどり着いた、という次第。

いい感じで固定できました
実際の利用イメージはこんな感じです。エッジでくわえているだけなので、ショックを与えると"Seek Thermal Compact"が簡単に外れたりしますが、静止状態ならば問題なく使用可能。

くわえたデバイスが当たる部分には滑り止め兼キズ防止のゴムシートが装着されており、このような使い方でも結構安定する感じです。

そも、定点観測的に使用するのが目的なので、この程度の保持力があれば全然OK。映像がブレないため見やすく、微妙なピント合わせも簡単に行なえるという、その効果をハッキリと認識することができました。

"Seek Thermal Compact"以外にも、三脚穴のないWebカメラや小さめの懐中電灯などを固定してみましたが、良い感じで機能してくれました。

いずれも、静止状態での利用を想定しておりますので、動きのある、あるいは振動が加わるようなシチュエーションでは注意が必要です。場合によっては簡単に脱落したりしますので。

なお、スマホの場合には結構ガッチリとつかむ形となるため、それなりにしっかりと保持してくれます。振り回した程度で落ちることはありません。

と、そんな感じで規定外の使い方をする場合には要注意ではありますが、理解していれば問題ナシ。アイデア次第でいろいろと使いまわせる便利アイテムであることは確かです。

製品はPC用品の有名ドコロであるスペックコンピュータの扱いなので、家電量販店などでも購入は可能かと思われます。が、通販でのお求めなら楽天市場Amazon.co.jp辺りをチェックしてみるのもよろしいかと。



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