USB Type-C to micro Bな変換ケーブルを試してみる2
今回取り上げるのはその逆で、入口側がUSB Type-Cで、出口側がUSB micro B。形状的にも異なり、今回は普通にケーブルとなっております。
モノはCable Mattersのこちらの製品。初めて目にするメーカーでしたが、ケーブルや周辺機器を得意とするメーカーらしく品質も良さそう。実際モノを手にしてみても、チープな感じはありません。
購入前はUSB Type-C to USB micro Bという仕様だけに注目しており、細かな部分まではチェックしていなかったのですが、ケーブルの被覆は編み込みなファブリックとなっており、ちょっと高級感があります。
ケーブル自体は細めでビジュアル的にはよろしいのですが、少々ゴワつく感があります。あくまで「見た目の細さの割には」という前提の感想なので、普通に使う分には充分にしなやかであると言えなくもありません。
コネクタのハウジングは剛性感が高く、断線しやすいケーブルの付け根もしっかりと補強済み。また、自社やUSBのアイコンがエンボス加工されており、それなりに製造コストのかかった製品であることを感じさせます。
もちろん、USB2.0なデータ転送にも対応しており、最大で480Mbpsの通信が可能。充電時には3A@5Vまで流すことができます。
で、これを購入した目的ですが、それは「USB Type-Cな電源でUSB micro B搭載スマートフォン/タブレットを充電する」ため。ウチではまだUSB micro Bが充電ポートの主役であるため、本ケーブルがあればUSB Type-Cポートを有効に活用できると考えた次第でありました。
特に有効と思われるのが、USB AポートとUSB Type-Cポートが混在するタイプのUSB-ACアダプタでの利用。
例えばこちらのようなUSB-ACアダプタを使用している場合、2つのUSB Aポートが従来機器の充電用に割り当てられる訳ですが、その両方が埋まっている場合、もう1台充電する必要が生じた場合にちょっと困ります。
けれども、本ケーブルがあれば追加でもう1台の従来機器を充電できるようになる、という訳であります。規格が移行する過渡期に求められるスキマ製品、といった雰囲気もあったりしますが。
上記USB-ACアダプタで実際にスマートフォンの充電を試したところ、普通に急速充電(最大約1.25A)が可能でした。データ転送に関しては、対応機器を所有していないので試しておりません。
そんな感じの製品であり、USB Type-C搭載機とUSB micro B搭載機が混在している環境なら便利に使える製品であると思われます。
なお、冒頭のメーカーリンクは英語版ですが、モノ自体はAmazon.co.jpで普通に購入できます。発送も日本国内からなので到着もスピーディ。価格的にもそこそこにお手頃な感じなので、有用性を感じるなら買って損はないと思われます。
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