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[Android] Adobe Scanを試してみる

2017年6月4日  2017年6月4日 
スマホだけで紙書類とPDFに
スキャナを使用することなく、スマホで紙の書類をPDF化できるというアプリ"Adobe Scan"を試してみることに。

動作的には、カメラ機能で撮影した書類をPDF化するというありがちなモノ。特徴的なところとしては、OCR機能が内蔵されており、テキスト化が行える点、および"Adobe Document Cloud"にファイルを保存できる点があります。無料で使えるのも特徴と言えるかも。

なお、利用の際にはAdobe IDが必要となります。新規の場合でも、メールアドレスとパスワードを入力するだけでサクッと登録でき、すでにアカウントを持っているならログインするだけでOK。

使い方は非常に簡単。アプリを起動するとカメラ機能が有効となるので、書類の全体が画面内に収まるようにスマホを構えます。書類っぽい形を認識するとその範囲が青色で示され、文書であると認定されると自動的に撮影が開始されます。

文書で説明すると冗長な感じとなりますが、要するに画面内に書類を納めるだけで、アプリが自動的かつ適当に処理してくれます。なので、アングルの調整やカメラの固定に集中できるのがポイント。

撮影した書類は、いったん画像として仮保存されるので、アプリ画面右下のアイコンをタップして確認画面に移行します。この時、傾き補正や台形補正、トリミングなどが自動的に実行され、良い感じに処理してくれます。

画像がイマイチなら撮影のやり直しも可能。また、回転や色補正、切り抜き範囲の再指定なども行えます。拡大/縮小も可能なので、細かな部分までチェックしましょう。

画像に問題がなければ、アプリ画面の右上にある"PDFを保存"をタップ。すると"Adobe Document Cloud"にPDFとして保存され、同時にOCR処理が実施されます。これで作業は完了。

OCRでデータを再利用
こちらのスクリーンショットは、Windows PCから"Adobe Document Cloud"に保存されたファイルを開いてみたところ。

"Acrobat DC"の検索機能で"デバイス"という単語を検索してみました。もちろん、文書の全体や一部をコピーして他のソフトに貼り付けることもできます。

その前提となるのがOCRの精度。認識率が高くないと話になりません。

書類の種類やコンディション、撮影条件、カメラおよびスマホの性能など、さまざまな要因があると思われますが、今回のサンプルではいまひとつな結果となりました。

ということで、PDF化したサンプルからコピーした完全無修正のテキストを以下に貼り付けてみます。上記スクリーンショットを別のウィンドウで開くと比較しやすいかも。

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,1u1tQothデバイスとのペアリングテ畢
1台胃のBluetoothデバイスの捜
1. HS-BMTOO 1のm オフになっていることを確認してください.
2. Bluetoothヘッドホンなど、ベアリングするBluetoothデパイスの電源を
オンにしてベアリングモードにします.
各デパイスの慢作方法につし
さい.
ヽては、それぞれの取扱悦明書をご確認くだ
3. HS-BMT001の電源をオン(一しすると、自動的にペアリングが開始されます.
ペアリングが完了すると、インジグーターLEDが点灯状態になります.
2台目のBluetoothデバイス四良続
1. HS-BMTOOlの電源がオンになっており、1台目のBluetoothデパイスの
接紐が完了していることを確認してください.
2. ペアリングするBluetoothデバイスの電源をオンにして、ペアリングモー
ドにします.
3. HS-BMTOOlのペアリングボタンを1秒間長押しすると、インジケーター
LEDが点滅状態となり、2台目のBluetoothデパイスとのペアリングが開
始されます.
ペアリング動作中、1台目のBluetoothデパイスヘの音声出力は停止状態
となります.
4. ベアリングが完了すると、インジゲーターLEDは点灯状態に戻ります.
Note:
HS-BMT001は最大2台のBluetoothデバイスとのペアリング情報を保持(記憶)
します.別のBluetoothデパイスとベアリングする場合は、HS-BMTOOlが保持
しているペアリング情報をリセットする必要があります.
ベアリング情帽のリセット
HS-BMTOOlのペアリングボタンを5秒間長押しすると、保持されているベアリ
ング情報がリセットされ1台目のBluetoothデパイスのためのペアリング状態と
なります.
1台目のBluetoothデバイスの電源をオンにしてペアリングモードにすると、自
動的にペアリングが行われます.
Note:
Blue toothデパイスとの通信可能距離は、HS-BMTOOl本体から最長10mです.
HS-BMT001本体とBluetoothデパイスの間に障害物がある場合、通信可能距離
が短くなったり、通信が行えなくなる場合があります.
3

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文章に下線が引いてあったり、箇条書きレイアウトだったりする場合には弱いようで、悲惨な結果となっております。が、後半の比較的プレーンなレイアウトではそこそこ検討している様子。

練習も兼ねて何度もやり直しつつ試してみた訳ですが、コツ的なモノもわかりかけてきました。まず重要なのがライティング。スマホの影が書類に落ちるのは論外として、クリアに撮影できる明るさが必要です。

そして、アプリの補正機能が最小限で済むようなアングルを選ぶのもポイント。今回のサンプルの前半部分、レイアウトの関係もあると思われますが、変にうねっております。これは台形補正の悪影響が出た様子。

慣れてくればOCRの認識率を上げることもできそうな雰囲気です。正直、もう少し賢くなってくれるとありがたいところですが。

それでも、"見る"書類としては問題ないレベルでPDF化してくれるので、データの再利用に重きを置かない場合には結構使えるかも。スマホで撮影するだけなので、とっても手軽に電子化することができます。

そんな感じのアプリでありました。



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