デイパックを新調してみる
モノは、アウトドア系のバックパックを得意とする独deuter(ドイター)の"Hügel 15(ヒューゲル15)"。カラーは4色あるのですが、今回はmossを選んでみました。
雰囲気としては明るめの黄緑色。まさにmoss(苔)な感じです。背負った状態の写真が撮りづらく、サイズ感がわかりにくくなっておりますが、かなりコンパクト。こども用と間違われそうなサイズです。小学生が使うランドセルを薄型にしたようなサイズ感と言えばわかりやすいかも。
deuterのバックパックでは、背面(背中が当たる面)に通気性を持たせる仕組みが採用されているのですが、こちらの品でも"Deuter Airstripes System Daypack"と呼ばれる排熱機構が搭載されております。
これは、縦に並んだ2本のフォームで背中の部分にすき間を作り、チムニー(煙突)効果で熱を上方に排出するというモノ。フォーム自体も板チョコ形状のクッション材にメッシュをかぶせた構造となっており、フォームのすき間からも排熱されるようになっております。
メーカーによると"正しいポジションで背負うことで背面の95%の面積を空気が循環します"ということらしい。で、実際のところはどうなのかと言うと、普通に汗をかきます。
ただ、普段使いの場合は若干ルーズめに背負うため、正しく機能していないかも。物理的にすき間を作る構造なので、背中にぺったり付いてしまうバックパックよりはマシなのではないかと思われます。
続いて収納力に関して。こちらもなかなかに機能的です。メインコンパートメントに加え、正面のフラップに2か所のジッパー付きポケット、および左右サイドにドリンクポケットを装備。また、内部にはジッパー付きのメッシュポケット(フラップ側)と大きめのウェットポケット(背中側)が用意されております。
ということで、メインコンパートメントの収納力がわかる写真など。見えているピンクのコレはA4サイズのクリアファイルです。
タテ方向は問題ありませんが、幅が若干狭く、クリアファイルの上部の角がほんの少し湾曲することとなります。
書類にダメージを与えるほどではないので、数枚の書類をクリアファイルに入れて運ぶ分にはイケそうな雰囲気です。
個人的には「コンビニのマルチコピー機でプリントしたりコピーしたりした書類を持ち運ぶ」ってなシチュエーションを想定しているので、その状況においては問題ない、と感じる次第。あくまで"入る"というだけで、"適している"という訳ではない点にご注意くだされ。
再び外装の話に戻りますが、一応アウトドア系のデイパックなので、フィット感を高めるウェストベルト、ならびにショルダーハーネスを連結するためのチェストストラップが装備されております。
いずれも普段使いには少々ジャマだったりしますが、ウェストベルトは取り外しも可能。アジャスターで固定されたベルトを抜き取る方式なので少々の手間ではありますが、使わないウェストベルトがプラプラするよりは全然マシです。
で、1週間ほど使い込んでみましたが、特に不満な点はありません。本体重量は500gと軽量なうえサイズも小さく、取り回しも良好な感じ。そもそも容量が少ないので少々の荷物しか入らず、重くなりにくいのもポイントです。
そんな感じの製品でありました。小さめのデイパックを探しているなら、選択肢のひとつに加えるのもよろしいかと思われます。
それなりにメジャーなブランドなのでアウトドア系ショップでも普通に扱われておりますが、通販で探すなら楽天市場やAmazon.co.jp辺りは要チェックです。
コメント
ラップトップが入るようなスペースはありますか?
ただ、メインコンパートメントのみのデイパックなので、スリーブケースなどに入れて放り込むのが基本的な使い方になるかと。いずれも、ラップトップのサイズによるのは言うまでもありません。