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USB電子負荷を試してみる

2017年7月15日  2017年7月15日 
液晶ディスプレイ付き
USBの電力状況をチェックするのに便利な電子負荷を購入してみました。使い方としては、以前紹介したUSB抵抗器と似たような雰囲気。

が、機能や性能は飛躍的にアップしており、電圧は1~30V、最大電流は0~3.5A、最大35Wに対応。電流値は2つのノブ(メイン/微調整)で自在に設定することができます。

電源用ポートも用意されており、5V以下の低電圧状態でも計測可能。さらに、パラレル接続用のUSB A(メス)コネクタも用意されており、QuickChargeのトリガーデバイスを接続したり、もう一台のUSB電子負荷を接続したりすることで、計測能力を拡張することができます。

液晶ディスプレイの搭載も大きな特徴のひとつ。他のデバイスを使用することなく電流や電圧の状態をリアルタイムで確認することができます。

計測可能な項目も多彩で、電圧(V)、電流(A)、電力(W)、容量(mAh/Ah)、電力量(Wh)のほか、経過時間やケーブルの抵抗値(Ω)、D+およびD-にかかる電圧なども知ることができます。

さすがにすべての情報を小さなディスプレイに収めるのは難しく、数パターンの表示が用意されております。上記写真のディスプレイ右下に見えるマイクロスイッチを押すことで表示パターンの切り替えが可能。

そのディスプレイ表示ですが、当方が購入したモノは中国語表記がデフォルトになっておりました。が、マイクロスイッチを素早く6回押すことで英語表記に切り替えることができます。

また、カウントダウンタイマーも用意されており、最大24時間から1時間単位で本機が停止するまでの時間を設定可能。放電器として使う場合には便利かもしれません。

豊富な端子類
入力端子も豊富。画像左側から緑色の端子台、USB mini B、USB Type-C、USB micro B、Apple用コネクタ、外部電源入力用のUSB micro B、そして奥にはUSB Aコネクタも見えております。

さすがにUSB Bはありませんが、一般的に使用されるUSBコネクタは網羅されていると言ってよろしいかと。

Apple用コネクタというのは、最近のiPhoneやiPadで使われるアレのこと。本機に搭載されているコネクタは非リバーシブル仕様なので、ソレを名乗ることができないのだと思われます。

入力端子が充実しているため、計測時に変換ケーブルを必要としないのはありがたいところ。ダイレクトに各種コネクタで入力できるため、より正確な数値をチェックできる...ことが期待できます。特にケーブルの素性を知りたい場合に重要なポイント。

と、言った感じで非常に高機能ではあるのですが、いまひとつな点もあります。まずは放熱問題。ファン付きのヒートシンクでそれなりに放熱はできますが、大きな電力で長時間使用するには容量が足りません。

ヒートシンクは2本のネジに加え、三素子レギュレータのネジ止めを足した計3か所で固定されており、穴あけとねじ切りがクリアできれば換装は可能かも。まぁ面倒であるのは確実です。

そして、液晶ディスプレイ。ドットマトリクスなので表現力はそれなりに豊かなのですが、視野角が非常に狭く、少し斜め方向から見るだけで視認性が悪化します。

とは言え、海外通販で安いところを探せば1,600円程度で購入でき、コストパフォーマンスは高めであると思われます。国内であれば、楽天市場でも扱われておりますので、チェックしてみるのもよろしいかと。

***Edit***
Amazon.co.jpでも一応扱いはあるのですが、あまりにもアレだったりします。



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