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aptX HDを試してみる

2018年3月17日  2018年3月17日 
思ったよりコンパクトです
Android 8.xには、エンコーダがオープンソース化されたaptX/aptX HDが搭載されております。同じ経緯でSonyのLDACも搭載されている訳ですが、手元に対応機器がないため、ここでは触れません。

もっとも、aptX HDの方も対応機器は未所持だったのですが、Amazon.co.jpにて良さげな感じのヤツを見つけたので、これを購入してみました。

モノはInateckというメーカーの"BR1008"というアイテム。トランスミッターとレシーバの両方の機能を備えたハイブリッドタイプとなっております。が、ここでは「Android 8.0を搭載したスマホの音楽をaptX HDで飛ばして聴く」という使い方を想定しており、レシーバ機能にのみフォーカスします。

対応コーデックは、aptX HD/aptX Low Latency/aptX/AAC/SBC。なお、AACに関してはレシーバのみの対応となります。現存するメジャーなコーデックは網羅されていると言っても良さそう。まさに全部入りです。

サイズ的には、アバウトな計測でW44mm×D44mm×H12mmとそれなりにコンパクト。突起物がなく、ポケットに放り込んでおくのに適したシンプルなフォルムです。逆に、クリップやホルダー的な装備はなく、何かに固定することは(簡単には)できません。

インターフェース的な装備は、写真に写っているモノがすべて。一方の側面には送信/受信の切り替えと電源兼用マルチファンクションボタンが、もう一方の側面には3.5mmジャックと充電/給電用のUSB micro Bポートがあるだけです。

少々残念なのは電源ボタンのフィーリング。サイズが小さいうえにスイッチのクリックを感じるポイントが若干奥まっており、爪の先で押し込むような操作が求められます。特に、ペアリングの際に必要となる2度押し(ダブルクリック)がやりずらい感じ。

上面にはLEDインジケータが装備されており、接続中のコーデックを知ることができます。例えば、4回点滅ならaptX HD、3回点滅ならaptX Low Latencyといった雰囲気。点滅スピードも緩やかになっており、イチ、二、サン...と余裕を持って数えられるのもポイントです。

aptX HDにて接続
ということで、スマホ(Mi A1)と接続してみました。ウチのMi A1はmagiskのモジュールにてaptX/aptX HDを有効化してあり、サクッと接続が完了。

実際に音楽を再生しても、音が途切れたりノイズが乗ったりということもありません。開発者オプションで見ても(左記スクリーンショット)、"BR1008"のインジケータで確認しても、きちんとaptX HDで接続されていることが確認できました。

で、肝心の音質に関してですが、悪くないのは明確なのですが、どのくらい良いのか判別できません。

耳の性能がいまひとつであるのに加え、テキトーに流し聞きするタイプなのでスマホで再生するのは圧縮率高めの音源のみ。なので、aptX HDがその性能をフルに発揮できません。

スペック的にはaptXよりも向上しているので、おそらく良い音になっているのだろうとは思われます。としか言えず、その辺のレビューを期待した方には申し訳ない。

話は少しそれますが、aptX Low Latencyでの接続もチェックしてみました。結果的には問題ナシ。複数のトランスミッターを試しましたが相性的な問題もなさそうです。

遅延に関しては未計測ですが、ニュースやドラマなど口の動きがよく分かる映像を流しても、違和感を感じることはありません。aptX Low Latencyのレシーバとしても普通に機能しているようです。

そんな感じの"BR1008"でありました。コーデックも主だったモノはサポートされており、現状困ることはありません。それでいてバカみたく高価という訳でもないので、aptX HD対応のレシーバに興味があるなら、候補のひとつに加えるのもよろしいかと思われます。



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