[Mi A1] VoLTEを試してみる
ということで、早速チェック...したいところですが、単にハードウェアがVoLTEに対応しているだけではダメで、通信事業者およびSIMに関してもVoLTEをサポートしている必要があります。
なので、まずはその辺から確認など。当方が使用している通信事業者は"楽天モバイル"(インフラはdocomo)なのですが、公式サイトを検索してみても、販売している端末がVoLTE対応であることを示す記述があるだけ。VoLTEに関するハッキリとした記述は見当たりません。
それでは、ということでユーザー発信の情報を調べてみると、「"楽天モバイル"はVoLTEに対応」しているとのこと。いまひとつ決め手にかけますが、とりあえずはイケそうな雰囲気です。
念のため端末の方も確認しておきます。電話アプリにて"*#*#4636#*#*"をプッシュするとテストモードが起動するので、"携帯電話情報"に進み、右上にある縦に点が3つ並んだオプションメニューの中にある"IMSサービスのステータス"を選択。
表示されたダイアログにて、IMS登録が"登録済み"で、なおかつボイスオーバーLTEが"使用可能"になっていればOK。そのまま戻って"携帯電話情報"の"VoLTEプロビジョニング"スイッチがONになっていることも合わせて確認します。
なお、"Mi A1"のアップデートとして配信されたAndroid Oreoの初期バージョンでは、なぜかIMS登録が未登録な状態になっており、ボイスオーバーLTEも使用不可となっておりました。この問題は、2018/02ぐらいのセキュリティアップデートにてFixされたようです。
さて、ハードウェアもSIMもVoLTEに対応しているらしいことが判明しました。あとは実際に電話をかけてみるだけです。VoLTEであるか否かの判別方法としては、通話中でもLTE接続のままであるならVoLTEを使用しているとのこと。
アンテナピクトを監視すれば一目瞭然な訳ですが、せっかくテストモードを開いたのだから、これを使って状況を確認してみます。接続先ですが、お手軽に"市外局番+177"で天気予報を聞いてみました。
通話中に先程のテストモード画面に切り替えて"携帯電話情報"を見てみると、"音声ネットワークの種類"がLTEになっているのを確認できます(図の矢印部分)。
これで"Mi A1"と"楽天モバイル"の組み合わせにおいてVoLTEが有効であることを確認できました。
普段遣いの電話として、もうひとつ気になるのがプレフィックス型通話サービスにおけるVoLTE対応。電話番号の頭に特定の番号を付加するだけで通話料が安くなる、というアレを使うとどうなるのか?という疑問です。
当方の場合、固定電話用に"楽天でんわ"、携帯電話用に"G-Call"と、2つのサービスを使い分けているのですが、どちらも上記方法でVoLTEに対応していることが確認できました。
回線交換の仕組み上、VoLTEの全恩恵を受けられる訳ではありませんが、(LTEエリア内においては)3Gにフォールバックするようなことはありません。
電話機能は重視していなかった"Mi A1"ですが、実はなかなかに出来る子である様子。800MHz帯のLTE対応していない点だけは惜しまれますが、それを考慮したとしてもなお「買って良かった」と思える端末でありました。
コメント