PokemonGo Plusのちょっとユニークな使い方
おおむね便利ではあるのですが、思うように動いてくれないこともあったりして、それなりに歯がゆかったりします。
結構ありがちなのが、ポケモンの捕獲とポケストへのアクセス、どちらも可能な状況での動作。この場合における優先順位としては...
(1)まずはポケモンの捕獲を試みる
(2)ポケモンの姿がなくなったらポケストにアクセスする
...となっており、ポケスト付近のポケモンを片付けてからでないと、アイテムが取得できません。のんびり立ち止まっているヒマがあるなら良いのですが、そうでない場合にはアイテムの取得前にその場を離れてしまいます。
こうした問題を解消すべく、アプリ内の設定にて"PokemonGo Plus"の動作を(ある程度)コントロールできる機能が用意されております。それが、"ポケモンの通知"と"ポケストップの通知"という2つの動作指定機能。
"ポケモンの通知"を有効化すればポケモンの捕獲動作を実施し、無効化するとポケモンは無視されます。また、"ポケストップの通知"を有効化すればポケストにアクセスし、無効化するとポケストは無視されます。
この2つの機能を組み合わせることで、ある程度目的の動作に近づけることができるという次第。両機能が有効になっている場合(これがデフォルト)、先の例のとおりポケモン→ポケストの優先順位で動作することになります。
こちらがデフォルト状態の設定画面。例えば、アイテム集めが主な目的の場合、"ポケモンの通知"のチェックを外すことでポケストへのアクセスに集中することとなり、アイテムの取りこぼしを防ぐことができる訳です。
また、特定のポケモンを狙っており「捕獲に関しては確実性の高い手投げでやりたい」なんて場合にも便利な機能だったり。
もうひとつの"ポケストップの通知"は、例えば「バッグが満杯なのでアイテムの入手を一時中止したい」ってなシーンで役立つ機能。
"PokemonGo Plus"はこれ以上アイテムを入手できない状況でも問答無用でポケストにアクセスするため、ポケスト発見→アイテム入手不可の振動と発光を繰り返すというウザい状態になります。
アイテムを整理すれば解消される訳ですが、とりあえずの処置として"ポケストップの通知"を止めることで、"PokemonGo Plus"の無駄な動作を回避することができます。
前置きが長くなりましたが、ここからが本題。"ポケモンの通知"と"ポケストップの通知"のチェックを両方外した場合、何が起こるのでしょう。当たり前の話ではありますが、ポケモンもポケストも無視されます。
まるっきり無駄な指定のように見えますが、さにあらず。忘れがちではありますが、アプリの"ポケモンGo"がバックグラウンドに回っていたり、端末がスリープした状態でも歩行距離をカウントしてくれるという"PokemonGo Plus"の機能はきちんと動作します。
特に有効なのが、タマゴの孵化に集中したい場合。両機能のチェックを外したうえで"PokemonGo Plus"に接続し、アプリが入っている端末はスリープ状態でポケットなどにしまっておけば、あとは移動するだけで歩行距離がカウントされ、孵化装置に入れたタマゴのための距離が稼げる訳です。
万一バッググラウンド状態でタマゴが割れた場合でも、ポケストにアクセスしないため間違ってタマゴを入手してしまうことがありません。特に、入手経路が特殊な7kmタマゴのマネジメントではとても重要。
"PokemonGo Plus"は振動も発光も発生せず、1時間後の接続解除まではサイレントに動作するのもポイントです。孵化の近いタマゴの距離を逐一チェックする必要もなく、歩きスマホをしないので安心・安全。
「ポケモンGoなんてしてません」風を装えるのもメリットと言えるかも。ゲームをするのが難しい状況でも、歩いた分の距離はしっかりと活かすことができます。
かなり限定的な使い方ではありますが、とりあえず「2つのチェックを外した状態でも歩行距離をカウントしてくれる」ことを覚えておけば、いつか何かの役に立つかもしれません。
なお、最近では"PokemonGo Plus"が入手困難になり、非ライセンスの互換品や思いっきりなコピー商品(参考までにAmazonリンク)が出回っておりますが、それらにおいても同様に機能するものと思われます。
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