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[PokemonGO] PvPをちょっとだけ快適に

2020年3月15日  2020年3月15日 
できれば見たくないメッセージ
先ごろPokemonGOに実装されたリアルタイム対人戦、通称"PvP"。プレイヤーすらコンテンツのひとつとしてシステムに組み込んでしまうその思想が好きになれず、しばらく静観しておりました。

とは言え、せっかく用意されたモノなので少し遊んでみることに。ネットワーク経由のリアルタイム対戦である以上、データ通信の遅延は避けて通れない問題です。その辺をどんな感じで対処しているのか気になった次第でありました。

で、実際にプレイしてみて驚いたのが、通信状態による影響の大きさ。モバイル通信はもちろん、家庭内LANのWi-Fi経由で接続した場合でも、上記スクリーンショットのように"通信が不安定です"が表示されてしまいます。

こうなると、次に試すべきは有線LAN接続。PokemonGOに限らず、リアルタイム系のネットワークゲームにおいては、レスポンス的に最も有利になる有線LAN接続がマストの選択肢となっておりますので。

そんなこんなで、とりあえず手元にあったUSB-LANアダプタ"LUA3-U2-ATX"をつないでみました。10年以上前に発売された骨董品ですが、とりあえず今でも問題なく動きます。ただ、コネクタがUSB Aなので、OTGをサポートしたUSB Type-C変換ケーブルを使わなくてはなりません。

Wi-FiをOFFにして有線LANで接続されているのを確認したら、まずはベンチマークアプリでチェックしてみます。USB-LANアダプタの抜き差しでWi-Fiと有線LAN接続が切り替わるので、比較も簡単お手軽。

が、何度試しても誤差以上の違いが見られません。インターネット接続に使用しているのはVDSL経由の光回線で、実効速度は90Mbpsほど。Wi-FiのIEEE802.11acならほぼそのままの速度がでます。

一方、有線LAN接続の方は、アダプタもネットワーク自体も100BASE-TX仕様となっており、こちらでも90Mbpsほどの速度が出ます。つまり、速度的には有線でも無線でもたいして変わらず、といった感じ。

レスポンス(ping)に関しては、若干有線LAN接続の方が良いような気がする...かもしれない、程度の微々たる違いしかありません。それこそ測定誤差と言い切れるほどに。これでは、快適なプレイは期待できないかもしれません。

が、実際のゲームにおいては大きな違いがありました。まず、"通信が不安定です"表示が激減。加えて、PvP用のローディングインジケータ(画面左の中央少し上に出現するPvP専用のクルクル回るアレ。画面左上に出るシステムのローディングインジケータとは別物)の出現もほとんどありません。なかなかに良好な感じです。

念のため日時を変えて複数回チェックしてみましたが、どうやら気のせいではない様子。PokemonGOのPvPにおいて、有線LAN接続はそれなりに効果があるようです。

スタイリッシュなデザイン
ということで、USB-LANアダプタ+変換ケーブルという非スマートな状況を改善するべく、USB Type-Cコネクタを備えたUSB-LANアダプタを導入することに。

この時、最も重要になるのが使用チップのチェックです。Android4以降では、USB-LANアダプタのドライバが標準で組み込まれており、そのひとつに比較的メジャーなASIXチップが含まれます。

前出のテストで使用した"LUA3-U2-ATX"もこのASIXチップが使用されており、その実績から今回もASIXチップを搭載した製品を探すことにしました。ターゲットとなるのは、1000BASE-Tもサポートする"AX88179"という型番のチップ。

使用チップを公表するメーカーは多くないのですが、検索すればいくつかヒットします。今回は、Amazon.co.jpで見つけたUGREENの製品を試してみることに。

本体とUSBコネクタの外装にはアルミニウム合金が使用されており、それなりの高級感があります。USBケーブルは太めですが、割としなやかで、取り回しも良さげ。RJ-45コネクタの端にはLEDインジケータが装備されており、接続および通信状況が確認できます。

実際にスマホと接続してみましたが、USB-LANアダプタは問題なく認識され、ネットワーク接続およびアプリの動作も問題ナシ。もちろん、PokemonGOのPvPでもテスト時と同じく良好な感触が得られました。

と、割といい感じの有線LAN接続ですが、要注意な点がいくつか。まずは、ご自身の端末がUSB-LANアダプタの利用をサポートしていなければ話になりません。

少し上で「Android4以降は標準でサポート」的なことを書いておりますが、メーカーがAndroidをカスタマイズする際にUSB-LANアダプタのドライバを削除してしまう場合があります。同じメーカー製の端末でも、機種ごとに状況が異なったりするのが厄介な点。

なので、キャリアの端末であればサポートに問い合わせる、USB-LANアダプタのメーカーにて対応機種を確認する、口コミサイトを参照するなど、さまざまな手法を駆使してUSB-LANアダプタが使えるか否か確認する必要があります。

また、使用感がよろしくない点も理解しておいた方がよろしいかと。ワイヤレスで手軽に使えるのがスマホの売りなのに、ケーブルを接続して固定することになるためです。充電しながらスマホを使う時の、ちょっとウザいあの感覚に近いかも。

相手あってのPvPであり、どちらか一方だけが環境を整えても仕方ありません。が、少なくとも自分の環境に起因するストレスは減らすことができるハズ。PokemonGOのPvPを少しでも改善したいと願うガチ勢には、一度試してみる価値があるかもしれません。


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