ICカードリーダーを新調してみる
稼働パーツのないICカードリーダーが簡単に壊れることはないハズ(経験則)。で、ソフトウェア的な不具合を疑ったのですが、デバイスとしてはきちんと認識されております。
よくよくチェックしてみると、インジケータの光り方も正常に作動していた以前の状態とは異なり、「やっぱりハードウェア的に逝ってしまった」という結論に落ち着きました。
そうなると、新たにICカードリーダーを選定しなければなりません。が、選べるほど種類は多くなく、「これだッ!」と思える品がありません。コロナ騒動の10万円給付やマイナポイントの申し込みで話題になった割には、さほど需要に結びつかなかった様子。
「年明けの確定申告までに買えばいいか」とのんびり構えていたところ、タイムリーにI-O DATAが新しい製品の取り扱いを開始しました。それが今回取り上げるGOPPAの"GP-ICCR/W"。スタンダードな接触タイプのUSB ICカードリーダーです。
これを選んだ理由のひとつが、格納式USBケーブル。本体から生えた短いUSBケーブルは、背面のスリットにはめ込むことができます。長いUSBケーブルがひょろひょろと邪魔くさく感じていたので、願ったり叶ったりな感じ。
もうひとつの理由が、 PC関連デバイスの有名所であるI-O DATAの扱いである点です。どこの馬の骨ともわからないけど、とりあえずマイナンバーカードが読み込ます的な製品にはない安心感とサポートが最大の特徴...と個人的には考えます。
で、実際に使ってみました。本体サイズはフリスクのケースを少し厚くしたような雰囲気。USBケーブルは格納でき、省スペースで収納できます。
ケーブルも短く、ノートPCとの組み合わせではとっても快適。加えて、フラットタイプのケーブルが採用されており、USBポートの向きのまま本体を水平に設置できるのもありがたいところです。
逆に、手元にUSBポートがない場合、短いケーブルがアダになるかも。また、縦向きに配置されたUSBポートにおいては、接続時に本体があらぬ方向を向いてしまう点も考慮する必要があります。
本体天面には青色LEDによるインジケータが装備されており、ICカード挿入時には点灯、ICカードへのアクセス時には点滅することで状態を示します。
が、当方の環境(Windwos10)では、しばらく放置するとインジケータが消灯してしまいます。再びICカードにアクセスすればインジケータは復活しますが、ちょっと不便&不安。
デバイスマネージャでプロパティを見たところ、"電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする(A)"にチェックが入っており、これが原因だったようです。チェックを外したところ、インジケータの消灯はなくなりました。
ちなみに、対応機種はWindosとMac。いずれも標準ドライバで動作するため、特別なドライバのインストールは不要です。USBポートに挿すだけで使用可能となるお手軽仕様。
そんな感じの"GP-ICCR/W"でありました。必要がある方ならばすでにICカードリーダーを所有していると思われますが、もし買い替えの予定があるのなら候補のひとつに加えるのもよろしいかと。
もちろん、ICカードリーダーを初めて使う方にもおすすめの一品。で、肝心の価格ですが、I-O DATAの直販サイトならこんな感じ。楽天市場ではこんな感じで販売されております。
価格のみで考慮するなら、他にアドバンテージのある製品はありますが、品質や保証を考慮すれば妥当な価格であるように思えます。
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