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パルスオキシメータを試してみる

2021年10月5日  2021年10月16日 

指先を挟み込むだけでOK

コロナ禍で一躍有名となった医療向け機器"パルスオキシメータ"。身体に装着することで血液中の酸素量(動脈血酸素飽和度)をチェックできる優れものです。

今も、そして今後もおそらくこの機器が活躍することはないだろうとは思いつつ、測定系ガジェット好きとしては看過できず、とりあえずポピュラーな指装着タイプを買ってみました。

外観としてはずんぐりむっくりなクリップと言った感じ。サイズ感としては上記写真のような雰囲気になっております。本体下部に電池ボックスがあり、電源として単4形乾電池×2本を使用します。

ディスプレイには、自ら発光するOLED(有機EL)が採用されており、周囲が暗い状況でも確実に数値を読み取ることができます。ただ、リフレッシュレートが低く、ちょっと動かすだけで表示がブレるのは今ひとつな点。

使い方は簡単で、クリップ状の本体を開いて指先に装着し、上面に見える丸い電源ボタンを押すだけ。そのまま安静にしていれば、10秒もかからずに結果の表示がスタートします。

今回購入したパルスオキシメータでチェックできるのは、SpO2(動脈血酸素飽和度)、血液の流れ具合を示すPI(灌流指標)、そして心拍数の3項目。

pO2は96~99%辺りが正常値で、90を下回ると早急な医療行為が必要となります。PIには正常値という概念がなく、一般的には2~10%になるのだとか。なお、PIが1を下回るような状態では正確な測定ができません。

心拍数では心臓の鼓動を測定し、1分間換算の値を表示します。SpO2/PIと同様、心拍数も現在の状態がリアルタイムで反映されます。

このあと画面が消えて電源OFFに

で、実際に使っているのが冒頭の写真。SpO2は正常値の範囲ですが、無理のある体勢で撮影しているため、心拍数が若干高めとなっております。

測定中には、ディスプレイの右端にある垂直バーが心拍数に合わせて伸び縮みするに加え、下部のギザギザで時系列による心拍数の変化が波形として表示されます。

見ていてちょっと楽しいのはもちろん、ちゃんと作動していることが視覚的にわかるのもポイント。

なお、本機には電源をOFFにするスイッチはなく、指を外すと"Finger out"と表示され、程なく電源が落ちます。測定中に電源スイッチを押すと、表示内容が回転し、どの方向からでも見やすいように切り替えが可能。

肝心の精度に関してですが、残念ながら手元に比較対象となるデバイスがなく、どの程度正確なのかを知るすべがありません。が、心拍数に関してはアクティビティトラッカーとの比較ができそう。

実際に両方のツールを同じ腕(と指)に装着してチェックしてみたところ、ほぼ同じ値を示したのでそれなりには正確なのかもしれません。

この手のツールは、本来お医者さんが使うものであり、測定値を見ての自己診断・治療は危険な行為です。

とは言え、身体的状態を手軽かつ客観的に知ることができるのは、それなりに有効なのではないかと思う次第でありました。

ちなみに、価格的なところに関してはモノによりけり。安いのから高いのまでいろいろあります。参考までに楽天市場ではこんな感じ、Amazon.co.jpではこんな感じとなっております。

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