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単3電池を単1に

2011年3月17日  2012年9月29日 
あると便利な電池ケース
普段の生活において、単3電池は比較的ポピュラーで馴染み深いモノですが、単1や単2といったサイズの電池はあまり使われません。ところが、災害時には注目度がグンと上がります。それらのサイズは、懐中電灯やラジオなどで使用されることが多いためです。

問題なのは、普段の需要が少ない分、店頭在庫も少なくすぐに売り切れてしまう点。

そんな時に便利なのが、単3形電池を単1形電池として使用可能にするコンバータ...というかケースです。写真の水色のヤツがそれ。以前に100円ショップで購入しました。

ケースのフタを開け、単3電池を入れ、フタをパチンと閉めれば準備完了。あとは普通に単1電池として利用できます。この手のガジェットには変りダネもあって、例えばdealextremeでは、2本の単3電池を収納できるケースなんてのも売られています。

こうしたケースをあらかじめ用意できていれば緊急時に慌てることもないのですが、すでに事象が起こってしまった場合には、手元にあるもので何とかするしかありません。

手作り感たっぷりのコンバータとスペーサ
というわけで、ダンボールを短冊形に切って、単3電池に巻いてみました。切り出したダンボールのサイズは45mm×310mm程度です。ダンボールの厚みはモノによりけりなので、カットアンドトライで適当に仕上げます。

太さを調整する分には何かを巻けば良いだけので簡単なのですが、それだけでは電池として使用できません。

単1電池として絶対的な長さが不足しているためです。単1電池は約61.5mm、単3電池は約50.5mmです。電池を使用する機器側で少々のサイズ違いを吸収できるマージンが設けられておりますが、さすがに10mmほども違う電池には対応できません。

そこで、アルミフォイルを圧縮してスペーサを製作しました。使用量や大きさは現物合わせで調整します。精度の要求されるモノではないので、アバウトに作ればOK。ただし、けっこうテンションがかかる部分なので、カナヅチなどで硬めに圧縮した方がよろしいでしょう。

サイズがいい感じにまとまったら、スペーサの周囲に絶縁用のテープを貼っておきます。本当ならビニールテープが最適なのですが、ここでは手元にあったドラフティングテープで代用しています。

本来は単1電池×3本を使用
完成したモノを電池仕様のLEDランタンに入れてみました。スペーサが2つしか見えませんが、上の1本はマイナス側にスペーサを入れているためです。もちろん、下の2本は手前側がマイナス端子となっております。

このランタンには電池を逆に挿入した際にショートしないよう、フェイルセーフとしてプラス電極の周囲に出っ張りが設けられています。このため、スペーサは電池のマイナス側にセットしているわけです。

単純にスイッチのON/OFFだけしかしておりませんが、テスト結果は良好。きちんと点灯しました。

なお、冒頭で紹介したケースも自作の場合も、強引にサイズだけを合わせているモノです。本来、単1電池を使用する機器が想定している要件を、単3電池が代替してくれるわけではありません。

特に後者の場合には電気的にも不安定なため、あくまで緊急の際の応急処置と考えてください。また、スペーサを使用する際には、くれぐれもバッテリのショートにご注意くださいませ。


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