さまざまな物や事に関する、役に立ったり立たなかったりするテキストが綴られるブログ。

2020/06/21

Creative BT-W3を試してみる

左がBT-W3
ゲーム機やPCなどのサウンドを手軽に、しかもaptX Low Latencyによる低遅延ワイヤレス接続を実現する"Creative BT-W2"。以前こちらでも紹介しました。

その後継モデル"Creative BT-W3"が発売されたので試してみることに。 基本的な設計は同じで、USB DACとBluetoothトランスミッターの一体型というユニークなデバイスになっております。

一般的なBluetoothドングルとは異なり、マウスやキーボードなどを接続することはできませんが、ホスト側のデバイスに特殊なドライバを必要とせず、さまざまな環境に対応できます。

メーカー的にはPS4/Nintendo Switch/PC/Macがサポート対象となっておりますが、USB DACが動作するデバイスであれば基本的には使用可能。ただし、自己責任となりますが。

で、"BT-W3"。後継モデルということで、いくつかの進化ポイントがあります。それらを、"BT-W2"との比較という形でピックアップしてみます。


■USB Type-Cコネクタを採用
前モデル"BT-W2"では、USB Aコネクタが採用されておりましたが、時勢に合わせてUSB Type-Cコネクタとなりました。これで、Nintendo Switch本体にもダイレクトに接続できます。

また、パッケージにはUSB Type-C→USB A変換アダプタが同梱されており、USB Aポートしか持たないデバイスでも使用することができます。

単体の写真で見るとサイズが長くなったような印象を受けますが、長さで約2mm増、幅で約1.5mm減、厚みで約1mm減、ってな感じとなっております。

■aptX HDをサポート
前モデル"BT-W2"では、Bluetoothの音声コーデックとしてSBC、aptX、aptX Low Latencyの3つがサポートされておりました。が、"BT-W3"では新たにaptX HDも加わっております。

ただし「USBオーディオの再生品質は16bit/48kHz固定となります。」ってな注釈付き。なので、音質的にはスタンダードなaptXと変わりがないような気が...。なお、"BT-W2"でサポートされていた謎コーデックFastStreamは非対応となったようです。

■コーデック選択機能&インジケータを搭載
前モデル"BT-W2"では、ワイヤレス接続するレシーバの仕様によってコーデックが自動的に選択されておりましたが、"BT-W3"では明示的な指定が可能となりました。

各コーデックに対応したレシーバとの接続時には、"BT-W3"のボタンを押すごとにコーデックを切り替えることができます。

現在接続中のコーデックは、LEDインジケータにより確認が可能。aptX Low Latencyでは白、aptX HDではオレンジ、aptXでは緑、SBCでは青で点灯します。

■HFPをサポート
前モデル"BT-W2"では、ボイスチャットのために"Sound Blaster X7"などの同社製機器を必要としました。が、"BT-W3"では新たにHFPがサポートされ、手持ちのマイク付きイヤホン/ヘッドホン/スピーカーが使えるようになりました。

が、Nintnedo SwitchならびにPS4でボイスチャット機能を使用する場合には、付属のモノラルマイク(3.5mm4極プラグ)を使用します。さらに、Nintendo Switchの場合、ファームウェアの書き換えでHFPをオフにする必要があったりします。

■Bluetooth5.0を採用
個人的にはあまり重要ではないのですが、Bluetoothのバージョンが2.1+EDRから5.0へと大きく上がりました。これに伴い、通信距離も最大30mまで拡大した様子。



Nintedo Switchに接続した場合のサイズ感
仕様的な違いとしては、こんな感じとなっております。使い方もあいかわらず簡単で、本製品を挿してBluetoothイヤホン/ヘッドホン/スピーカー/レシーバとペアリングするだけでワイヤレス接続が完了します。

USB Type-Cコネクタの採用により、同ポート搭載デバイスでは使いやすくなりましたが、逆にUSB Aポートで使用したい場合には変換アダプタの利用が必須。

なので、ターゲットとなるデバイスのUSBポートの種類によって利便性が少し変わってきます。そんな訳で、現在"BT-W2"で満足しているのなら、特に買い換える必要はなさそう。まだどちらも持っておらずPS4やNintendo Switchで「手軽にボイスチャットしたい」のなら"BT-W3"がオススメ。

逆に「USB Aポートで使うし、aptX Low Latencyが使えれば十分。ボイスチャットは不要。」という場合には、"BT-W2"を選ぶのもひとつの方法です。

今(2020/6/20現在)なら、直販サイトにて送料無料&割引価格になっておりますので。けれども、近い将来ディスコン(製造中止)になりそうな雰囲気なので、購入するつもりがあるのなら早めに動いた方が良さげです。

いずれにせよ、低遅延が必須となるゲームプレイおよび動画鑑賞におけるBlutoothオーディオとしては、今の所aptX Low Latency以外の選択肢はありません。

そんな感じの方向性でワイヤレス化を考えているのであれば、要チェックのアイテムであると思われます。

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2020/05/09

aptX Low Latency対応のワイヤレスイヤホンを試してみる

マグネットでくっつきます
深夜のテレビ視聴(とゲーム)を快適に楽しむために模索を始めた音声のワイヤレス化。今では、それなりに快適な環境が構築できているのですが、何となく新しいモノを試してみたくなりました。

ちょうど、Aukeyの"EP-B40"がリリースされたので、サクッと購入。左右のハウジングがケーブルで繋がれたベーシックな一体型イヤホンです。

メーカーの製品ページを見て「安っぽい質感だなぁ」と感じたのですが、実際のモノもチープな雰囲気でした。特にケーブルの途中に設置されたコントローラはプラスチッキーな質感で、安っぽさを感じさせます。

ケーブルは、良く言えば「しなやか」、悪く言えば「フニャフニャ」で、ちょっと弱々しい感じ。さらに、コントローラとケーブルの境目も造形でケーブルブーツっぽい形になっているだけであり、手荒に扱うと簡単に断線しそうです。

ハウジングにはイヤーウィングが装備されており、スポーツ時にも使えそうな雰囲気。また、イヤーチップが4種類(XS/S/M/L/XL)、イヤーウィングが3種類(S/M/L)付属し、好みのフィット感が得られます。個人的にはイヤーチップはMを、イヤーウィングはSを選ぶと良さげな感じとなりました。

ハウジングにはマグネットが内蔵されており、未使用時にはネックレス状にして首に掛けることもできます。保管/運搬時のからまりを防止するのにも効果的かも。

特徴的な機能としては、3種(ボーカル/高音/低音)から選べるイコライザーが内蔵されております。が、音質が劇的に変わるわけではなく、ほんの少し「変わったかなぁ?」と感じる程度のエフェクトとなっております。

バッテリに関しては60mAh×2となっており、コントローラではなく、左右のハウジングにそれぞれバッテリが搭載されている様子。充電用のUSB micro Bポートはコントローラ側に用意されており、分割バッテリを意識することなく充電できます。

試したくはありませんが、本体はIPX4相当の防水設計とのこと。スポーツ時の汗も気にしなくてよろしい感じです。で、ここからは音に関して。

音のクオリティに関しては使用者によって意見の分かれるところではありますが、個人的には問題ナシな感じです。「すごくいい音?」と聞かれると答えに困る微妙な線ですが、少なくとも「ひどい音」ではありません。

この製品のウリである(と思っている)aptX Low Latency対応ですが、実際にaptX Low Latencyで接続されることを確認しました。リアクションと口の動きがよく分かるテレビショッピングでチェックしてみましたが、なんの違和感もなく視聴できます。

実際にどの程度の遅延が発生しているのかデータは取っておりません。その辺に興味のある方には過去にテストした別製品での結果がこちらに掲載されておりますので、参考としてご覧いただけますれば。

aptX Low Latency以外の音声コーデックとして、無印aptX、AAC、SBCがサポートされております。AACおよびSBCに関しては未検証ですが、Android 9搭載スマホにてaptXでの接続を確認しました。

端末からバッテリ残量を確認
余談ではありますが、最近のAndroidではスマホ側でイヤホンのバッテリ残量がわかるようになった様子。

イヤホンとペアリングするとその画面に残量が数値で表示されるほか、ステータスバーにもアイコンが表示され、ざっくりとしたバッテリ残量が見て取れます。

iOSデバイスにおいては当たり前の機能ですが、Androidでもできるようになった点に関しては感慨深いものがあります。逆にスマホ以外で具体的なバッテリ残量を知る手立てがないのはアレですが。

あと、個人的に嬉しかったのはケーブルが擦れる際に発生するボソボソ音がしない点。一般的な有線接続のカナル型イヤホンを使うと、座った状態でちょっと動いただけでも不快なボソボソ音が発生します。

が、同じカナル型でも構造的にケーブルが擦れにくくなっており、結果としてボソボソ音が発生しない訳です。

そんな感じの"EP-B40"でありました。総評としては「買って後悔ナシ」な感じ。テレビやゲームのために音声のワイヤレス化を希望するなら、選択肢のひとつとして考慮すべき製品です。

全体的にチープな質感ではありますが、まぁ実際に安いし。その価格的なところですが、Amazon.co.jpではこんな感じになっております。aptX Low Latency対応製品としては、なかなかにリーズナブルであると言えそう。

なお、aptX Low Latencyで低遅延接続を実現する場合、送受信の両機器がaptX Low Latencyをサポートしている必要があります。なので、本製品だけで低遅延なワイヤレス環境が整う訳ではない点にはご注意を。

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2020/03/15

[PokemonGO] PvPをちょっとだけ快適に

できれば見たくないメッセージ
先ごろPokemonGOに実装されたリアルタイム対人戦、通称"PvP"。プレイヤーすらコンテンツのひとつとしてシステムに組み込んでしまうその思想が好きになれず、しばらく静観しておりました。

とは言え、せっかく用意されたモノなので少し遊んでみることに。ネットワーク経由のリアルタイム対戦である以上、データ通信の遅延は避けて通れない問題です。その辺をどんな感じで対処しているのか気になった次第でありました。

で、実際にプレイしてみて驚いたのが、通信状態による影響の大きさ。モバイル通信はもちろん、家庭内LANのWi-Fi経由で接続した場合でも、上記スクリーンショットのように"通信が不安定です"が表示されてしまいます。

こうなると、次に試すべきは有線LAN接続。PokemonGOに限らず、リアルタイム系のネットワークゲームにおいては、レスポンス的に最も有利になる有線LAN接続がマストの選択肢となっておりますので。

そんなこんなで、とりあえず手元にあったUSB-LANアダプタ"LUA3-U2-ATX"をつないでみました。10年以上前に発売された骨董品ですが、とりあえず今でも問題なく動きます。ただ、コネクタがUSB Aなので、OTGをサポートしたUSB Type-C変換ケーブルを使わなくてはなりません。

Wi-FiをOFFにして有線LANで接続されているのを確認したら、まずはベンチマークアプリでチェックしてみます。USB-LANアダプタの抜き差しでWi-Fiと有線LAN接続が切り替わるので、比較も簡単お手軽。

が、何度試しても誤差以上の違いが見られません。インターネット接続に使用しているのはVDSL経由の光回線で、実効速度は90Mbpsほど。Wi-FiのIEEE802.11acならほぼそのままの速度がでます。

一方、有線LAN接続の方は、アダプタもネットワーク自体も100BASE-TX仕様となっており、こちらでも90Mbpsほどの速度が出ます。つまり、速度的には有線でも無線でもたいして変わらず、といった感じ。

レスポンス(ping)に関しては、若干有線LAN接続の方が良いような気がする...かもしれない、程度の微々たる違いしかありません。それこそ測定誤差と言い切れるほどに。これでは、快適なプレイは期待できないかもしれません。

が、実際のゲームにおいては大きな違いがありました。まず、"通信が不安定です"表示が激減。加えて、PvP用のローディングインジケータ(画面左の中央少し上に出現するPvP専用のクルクル回るアレ。画面左上に出るシステムのローディングインジケータとは別物)の出現もほとんどありません。なかなかに良好な感じです。

念のため日時を変えて複数回チェックしてみましたが、どうやら気のせいではない様子。PokemonGOのPvPにおいて、有線LAN接続はそれなりに効果があるようです。

スタイリッシュなデザイン
ということで、USB-LANアダプタ+変換ケーブルという非スマートな状況を改善するべく、USB Type-Cコネクタを備えたUSB-LANアダプタを導入することに。

この時、最も重要になるのが使用チップのチェックです。Android4以降では、USB-LANアダプタのドライバが標準で組み込まれており、そのひとつに比較的メジャーなASIXチップが含まれます。

前出のテストで使用した"LUA3-U2-ATX"もこのASIXチップが使用されており、その実績から今回もASIXチップを搭載した製品を探すことにしました。ターゲットとなるのは、1000BASE-Tもサポートする"AX88179"という型番のチップ。

使用チップを公表するメーカーは多くないのですが、検索すればいくつかヒットします。今回は、Amazon.co.jpで見つけたUGREENの製品を試してみることに。

本体とUSBコネクタの外装にはアルミニウム合金が使用されており、それなりの高級感があります。USBケーブルは太めですが、割としなやかで、取り回しも良さげ。RJ-45コネクタの端にはLEDインジケータが装備されており、接続および通信状況が確認できます。

実際にスマホと接続してみましたが、USB-LANアダプタは問題なく認識され、ネットワーク接続およびアプリの動作も問題ナシ。もちろん、PokemonGOのPvPでもテスト時と同じく良好な感触が得られました。

と、割といい感じの有線LAN接続ですが、要注意な点がいくつか。まずは、ご自身の端末がUSB-LANアダプタの利用をサポートしていなければ話になりません。

少し上で「Android4以降は標準でサポート」的なことを書いておりますが、メーカーがAndroidをカスタマイズする際にUSB-LANアダプタのドライバを削除してしまう場合があります。同じメーカー製の端末でも、機種ごとに状況が異なったりするのが厄介な点。

なので、キャリアの端末であればサポートに問い合わせる、USB-LANアダプタのメーカーにて対応機種を確認する、口コミサイトを参照するなど、さまざまな手法を駆使してUSB-LANアダプタが使えるか否か確認する必要があります。

また、使用感がよろしくない点も理解しておいた方がよろしいかと。ワイヤレスで手軽に使えるのがスマホの売りなのに、ケーブルを接続して固定することになるためです。充電しながらスマホを使う時の、ちょっとウザいあの感覚に近いかも。

相手あってのPvPであり、どちらか一方だけが環境を整えても仕方ありません。が、少なくとも自分の環境に起因するストレスは減らすことができるハズ。PokemonGOのPvPを少しでも改善したいと願うガチ勢には、一度試してみる価値があるかもしれません。


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2020/02/17

単3形乾電池互換のリチウムイオン充電池を試してみる

ワイヤレスマウスに入れてみた
サイズはもちろん電圧も1.5Vで、単3形乾電池そのままの仕様で設計されたリチウムイオン充電池を買ってみました。モノはBLUEDOTの"BMB-MR3"。

aliexpress辺りの中華通販サイトでは割と見かけるタイプの商品ではありますが、国内で自社ブランドとして販売されるのはめずらしく、モノは試しと購入してみた次第で。

以前にも単4形のリチウムイオン充電池を取り上げましたが、あちらは専用の充電器を必要とするモノでした。が、こちらは本体にUSB micro Bポートが装備されており、直接USBケーブルを接続して充電できます。

USB充電方式の採用により、状況に応じてさまざまな電源が利用可能に。PCなどのUSBポートはもちろん、USB-ACアダプタやカーチャージャー、その気になればモバイルバッテリでも充電できます。

また、サイズと電圧が単3形乾電池互換となっており、アルカリ乾電池やマンガン乾電池を使っていた機器でそのまま使えるのが最大のメリット。しかも、使用開始から保護回路の働きで出力が停止されるまでずっと1.5Vをキープするため、機器の安定動作にも期待できます。

容量は1600mAh@1.5V(2400mWh)となっており、高容量タイプのニッケル水素充電池2500mAh@1.2V(3000mWh)と比べた場合にちょっと少ない感じ。

ただ、生の電池であるニッケル水素充電池の場合、終止電圧前に電圧低下が発生してその分動作時間が短くなります。なので、実際の利用において大きな違いにはならないような気が。

また、蓄電時間に関しては、"BMB-MR3"は約1.5時間でフル充電となりますが、高容量タイプのニッケル水素充電池では6~8時間と圧倒的に長くなります。さらに、ニッケル水素充電池ではメモリ効果が気になるところですが、リチウムイオンな"BMB-MR3"ならその辺は心配無用。

重量に関しては結構軽く、1本あたり約19gしかありません。一般的なアルカリ乾電池で約23g、軽いと言われるマンガン乾電池で約18gとなっており、重量的にも高い互換性があると言えそう。

ちなみに、高容量タイプのニッケル水素充電池は1本あたり約30gと重く、ニッケル水素充電池で運用していたワイヤレスマウスにて"BMB-MR3"を使用すると、使用感として重量の差がわかります。

そんな雰囲気に仕上がっており、単3形乾電池のリプレース用としては非常に優れた二次電池であると言えます。

充電中はこんな感じに
が、少々の問題も。USBケーブルを挿すだけで充電できるのは非常に便利なのですが、充電時には電池1本に付き1つのUSBポートを専有することになります。

この手の電池は2本セットで使用することが多く、当然のことながら充電時には2つのUSBポートが必要となります。もちろん、1本ずつ充電しても良いのですが、充電時間が倍になってしまいます。

この問題に関しては、先が二股に別れたUSB micro Bなケーブルを使えばOK。100円ショップでも売っていますし、長めのケーブルが必要ならAmazon辺りでこんな感じのモノを購入するのもよろしいかと思われます。

で、さらなる問題が電池切れに関して。"BMB-MR3"の場合、内蔵したリチウムイオン充電池の容量がある限り1.5Vをキープしてくれる訳ですが、「もう限界」となると保護回路が出力を停止します。

このため、電圧の低下を検知してバッテリ交換を促す機能を持つデバイスにおいて不具合が発生します。例えば冒頭のマウスでは、電池残量が減ってくる(電圧が低下する)とLEDインジケータを点滅させて知らせてくれます。

が、"BMB-MR3"では1.5Vから何の前触れもなく0Vになるため、その機能が働くことはありません。ある時、突然に動作を停止することになります。単なる電池切れなのですが、わかっていないとパニックになるかも。

この問題はどうにもならず、運用でカバーするしかありません。それは「こまめに充電する」か、「常に充電済みの予備を用意しておく」こと。モバイルバッテリのように手軽な残量確認機能があればよかったのですが。

そんな感じの製品でありました。海外通販よりは保証もしっかりしていそうだし、この手のアイテムに興味のあるユーザには試す価値があるかと思われます。

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2019/12/01

懸賞の応募でちょっとだけ楽をしてみる

アプリでコードを読み取り
商品パッケージの内側などにプリントされたコードを、Webのフォームに入力して応募する。ってのは今どきの懸賞でありがちなパターンです。

ハガキに応募券を貼って、住所・氏名など必要事項を書き込んで投函する。という昔の方法よりは手間がかからなくなりました。

が、これとは別の意味で少し面倒なことになっております。

というのも、その応募用のコードがアルファベットや数字で12~14文字と妙に長く、入力ミスを誘います。意味のない文字列とにらめっこしながら手入力するのはそれなりに苦痛であり、応募ボタンを押した瞬間に「コードが違います」などと言われると軽くイラつきます。

そんな状況を少し改善してくれるかもしれないのが、スマホのOCRアプリを活用する方法。今回は、"テキストスキャナー[OCR 日本語対応]"というアプリを試してみました。

使い方は簡単で、アプリを起動して対象となるコードを読み取るだけ。コードはテキストとして表示されるので、これをコピーして応募フォームにペーストすればOK。

認識率はそれなりに高く、ほとんどの場合でバシッと読み込んでくれます。が、中には苦手とする文字の並びがあるようで、アルファベットのみで構成されたコードを読み取った場合、ZとN辺りの認識がちと弱い感じ。

冒頭のスクリーンショットが実際の操作イメージになります。某スナック菓子のパッケージ内側にプリントされたコードを読み取ろうとしておりますが、対象のコードを画面内に捉え、中央下部にある青ボタンをタップすれば撮影は完了。

正しく読み取ってくれてます
一瞬のタイムラグの後、結果が画面に表示されます。ちなみに、OCR処理自体はサーバ側で行っているらしく、遅い回線に接続した状況では少し待たされます。

で、今回の読み取り結果ですが、コード自体は正しいものの、下線が引かれ、リンク付きのテキストになっております。

これは、コードが数字で構成されており「この文字列は電話番号である」とアプリが判断したため。なので、リンクをタップするとダイヤラーが起動します。コピーする場合には、対象の文字列を長押しすればOK。

他のOCRアプリでは、紙の文章を読み取り、PDFとして保存する。という動作が前提となっているため、今回のような使い方には向きません。

が、この"テキストスキャナー[OCR 日本語対応]"は、メールアドレスやURL、電話番号などの読み取りに特化しており、文字列をプレーンテキストにすることを目的としています。なので、他アプリでのデータ活用がとってもスムーズ。

コード以外の文字列が多数ある例として、スクラッチ式のカードを使用するコンビニのキャンペーン応募でも使ってみました。結果は良さげな感じで、コードをきちんと読み取ってくれました。

が、画角に入ったすべての文字をテキスト化するため、コード以外の文字が散乱するごちゃごちゃした画面になります。ただ、URLも読み取ってくれるので、応募フォームをサクッと開けるのはなかなかに便利。

そんなこんなで、Webでコードを入力する系の懸賞が面倒に思えるなら、一度お試しいただきたいアプリでありました。

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2019/10/28

Pokemon Go Plus(偽)に自動化改造を施してみる

メーカーロゴがありません
全自動だけど接続確認も簡単で、便利に使っていた第2世代の改造Pokemon Go Plus。先日のこと、絶望的に回収が困難な場所に落としてしまいました。

しばらくは現場でジタバタしてみたものの結局どうにもならず、最終的には諦めることに。で、このままではポケモンGoが非常にやりづらくなるため、急遽新しいモノを手配することにしました。

なのですが、本物のPokemon Go Plusは入手困難。そこで、偽物であることを知りつつAliexpressにて1,500円ほどのヤツをオーダーしてみました。どんなモノか興味もあったりした次第です。

もう少し上乗せすれば、自動化改造済みモデルが買えるのですが、動作の詳細が不明であったため、とりあえずノーマル動作品を選択してみました。

で、モノが届きましたので早速チェック。まずは梱包状態ですが、真っ白な箱に入ってきました。内容物はPokemon Go Plus(偽)と、交換用のベルトおよびマニュアル。と、ここまでは普通ですが、なぜか使い捨てクリーニングクロス(ドライ&ウエット)が入っておりました。

本体の外観ですが、上記写真のとおり裏側のクリップ部分にメーカーのロゴがありません。なんというか、清々しいほどの偽物っぷり。Pokemon Go Plusのフリをしてユーザを騙すのではなく、「デッドコピーを売っているのだ」という気概さえ感じられます。

実際に使ってみると、若干バイブレータの振動がシャープだったり、LEDの光が眩しかったりしますが、動作自体はPokemon Go Plusそのもの。普通に使えました。

続いて中を見てみます。メインのチップは同等品のようですが、基板のレイアウトは若干異なる様子。もちろん、スイッチや筐体にはめ込むための穴などはオリジナルと同じ位置にあります。

怪しいパターンを発見
よく見ると、未接続の怪しいパターンがありました。写真中央の金色パーツがスイッチなのですが、その左下部分でピョコンとはみ出る感じのシルク印刷に違和感を感じます。

パターンは空きランドで一旦途切れますが、その先をたどってみるとモーターのGNDにつながっております。これは自動化用のパターンなのでは?

基板を内蔵する多くの製品では"異なるグレードで共通の基板を使用する"というコストダウンの方法があります。

工程をちょっと変えるだけ(あるいは追加するだけ)で上位モデル用として機能するようになるユニバーサルな基板設計。具体的にはジャンパー線のカットであったり、ファームウェアの書き換えであったりとさまざまです。

このPokemon Go Plus(偽)の場合、空きランド部分にパーツを追加することで上位モデルである自動化タイプに変身するのではないか? と予想してみました。

足りないパーツはダイオードであると目星を付け、とりあえず手持ちの部材を使って改造に着手してみました。さすがにこのサイズのチップダイオードは手元にありませんので。

実際の作業としては、空きランドの直前にあるチップパーツの側面にジュンフロン線をハンダ付けし、その先にダイオードを空中配線。さらに、ダイオードのカソード側をモーターのGNDにつなげるだけです。

既存のランドを使わないのは、チップパーツ用なのでサイズが極小で間隔も狭いため。作業の難易度がかなり高くなってしまいます。逆に、チップパーツの側面はハンダ付けがしやすく、モーターのGND側ランドも銅線用なので作業が楽に行なえます。

で、改造の結果はバッチリ。自動化モデルにアップグレードできました。ボタンを押してもバイブレータは動作せず、接続確認もリセットも問題ナシ。もちろん、ポケモンの捕獲やポケストップ/ジムからのアイテム補給は自動でやってくれます。

適合するチップダイオードを用意できればもっとスマートに実装できるのですが、動作には問題がなく、中を見せる訳でもないのでこれで良しとします。

改造自体が目的であるなら止めはしませんが、自動化されたPokemon Go Plus(偽)が目的であるなら、最初から改造済みモデルを買うのが正解。せいぜい数百円の上乗せですので。

すでにノーマル動作のPokemon Go Plus(偽)を所有しており、自動化を試みたいというのであれば、もしかしたら本エントリが参考になるかもしれません。

***Edit***
リクエストがありましたので、ダイオード実装後の写真を追加しました。実験的実装の状態で動いてしまったため、あまり美しい仕上がりにはなっておりませんが。

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