ネコの給水器を試してみる

ネコはあまり水を飲まないイキモノであるというのが通説ですが、ウチのネコがまさにそれ。必要最低限の水分は取っているのだと思われますが、健康管理的にはもっと水を飲んでほしいところです。

いろいろ調べてみると、こうした場合に効果を発揮するのが給水器であるとのこと。ということで、さっそく我が家でも導入してみることに。

給水器といっても水道管に直結するような大げさな装置ではなく、溜水をポンプで循環させるというお手軽なモノ。この手の製品はいろいろとリリースされているのですが、国内メーカーであるGEX(ジェックス)の"ピュアクリスタル"という製品をチョイスしてみました。

ポイントとなったのは、電源が確保できればどこにでも設置できること、消耗品が入手しやすいこと、コンパクトサイズであること、そしてアクアリウム関連グッズも得意とするメーカーなのでポンプが信頼できそうなこと、の4点であります。

ウチのネコは、トイレ砂の状態が少し変わっただけでも警戒してガマンしてしまうほどセンシティブ...というかビビリなので、導入前は少々の不安がありました。

案の定、当初は避けまくり。ゴハン皿に並べて設置したのですが、いつでも逃げられるよう体勢を保ちつつ食事をする始末です。3日ほど経過するとやっと慣れたのか、極度に警戒することはなくなりました。けれども、飲むのはこれまで使用していた飲水用の小鉢からのみ。

無理やり飲ます訳にもいかないので、そのまま放置していたのですが、一週間ほど経過したある日、気が付くと"ピュアクリスタル"で水を飲んでいました。

以降、小鉢との併用状態がしばらく続いたのですが、一ヶ月ほど経過するとほぼ"ピュアクリスタル"一択という状況となったので小鉢は除去。水場としての地位を確立できたようです。

ずいぶんと時間がかかりましたが、最近では水を飲むシーンも良く見かけます。具体的に回数や量を計測したわけではないのですが、明らかに摂取量は増えている様子。それは、トイレの大きい方で確認することができます。

以前は、ウサギのソレかと思えるほど水分量が少なめのコロコロでポロポロな状態だったのですが、"ピュアクリスタル"が日常化して以降は水分量が増え、レアっぽい状態となりました。ウチの場合、導入は正解だったようです。

そんな感じで効果には満足なのですが、日常のメンテナンスが少々面倒。気温の高い夏場は3日に一度程度、その他の季節でも週に一度は全体をクリーニングする必要があります。

構成パーツは少ないので分解はお手軽なのですが、一部パーツにはリブ構造が採用されており、洗いにくい角の部分が大量にあります。また、ポンプも分解してクリーニングする必要があり、これまた入り組んだ部分が山盛り。

けれども、衛生的に使用するためには手を抜く訳には行かず、小さなブラシなどを活用して乗り切るしかありません。

また、フィルターは月に一度の頻度で交換する必要があります。ランニングコストのほとんどを占めるアイテムではありますが、カートリッジ式なので交換作業自体は非常に簡単です。

ちなみに、こちらの写真は水道水中のマグネシウムやカルシウムを減らすことができるという"軟水化フィルター"。もちろん使用済みの状態です。

半分だけフィルター繊維を除去してみました。黒い方が活性炭で、オレンジ系の方がイオン交換樹脂となっております。

軟水化の効果はメーカー発表を信じるしかないのですが、フィルターには抜けた毛やホコリなどが付着しているのを確認でき、効果をハッキリと実感できます。

ちなみに、活性炭のみが使用された通常のフィルターも用意されておりますが、市場価格としてはあまり変わりません。なので、こちらを使用している次第で。

なお、本体価格の方ですが、楽天市場ならこんな感じ、Amazon.co.jpならこんな感じとなっております。

ちなみに、当方が使用しているのは限定品と思われるフラワーピンクバージョンですが、標準品との違いは、色と模様、そして軟水化フィルターが標準装備であることぐらい。

いずれにせよ、比較的お手頃価格なので、愛猫の飲水量の少なさが気になる方には一度試してみる価値があるかと思われます。

***Edit***
給水器用にちょっとしたアクセサリを試してみました。詳しくはこちらから。

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