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2016/08/07

[Nexus4] 電源ボタンを修理してみる

この小さいのが今回購入したパーツ
メインのスマートフォンとして使用している"Nexus4"の電源ボタンの不調に気付いたのはずいぶん前のことなのですが、これまでだましだまし使っておりました。

症状としては、ボタンを軽く押しただけでは反応せず、爪を立ててグイと押し込むように力を入れることでやっと反応してくれる、といった雰囲気。

スリープ解除のみなら我慢できるレベルの不具合ではあるのですが、スクリーンショット撮影やボタン長押しによる強制リスタートといった操作が非常に厳しい状態となっておりました。

通常起動でもリカバリでも同じ感触であり、スイッチ周りのハードウェア的なトラブルの可能性が高そうです。そんな訳で、思い切ってスイッチアセンブリを交換してみることに。

この手のパーツはAliexpressで探してみるのが手っ取り早く、実際サクッと見つかりました。安い買い物なので深くは考えず、ショップの評価と価格のバランスが良さ気なのを注文。ちなみに、送料込みで$1.55のヤツを選んでみました。

モノは長さにして12mmほどの小さなパーツで、中央のシリコンドーム内にスイッチが組み込まれております。ドームを爪で押してみると僅かなクリック感を確認できます。

スイッチアセンブリを交換するためには、当たり前ではありますが"Nexus4"を分解する必要があります。今回は初めての体験だったので、以下のWebページとビデオを参考にさせていただきました。

Nexus 4 Plastic Midframe Replacement@iFixit
Nexus 4 power button repair@YouTube

バックカバーの取り外しに関してはそう難しくもなく、SIMと底面のネジ(T5トルクス)を外したら、USBポートの辺りでバックカバーのすき間を作り、そこに爪やツールなどを挿し込んで滑らせるようにすき間を広げていく、という感じ。

バックカバーを分離
で、バックカバーを外した状態がこちら。まだ樹脂製フレームを外す作業が残っておりますが、ここで念のためスイッチの現状を確認してみることに。

ボタン自体はバックカバーに設置されているため、直接スイッチアセンブリのシリコンドームを爪で押してみると...以外にもレスポンスがよろしい感じ。

クリック感と実際の動作がきちんとリンクしており、パカパカと小気味良くスリープ/解除が行えます。しばらくいじってみましたが、どうやらシリコンドームをちゃんと押し込みさえすればまともに機能する様子。

電源ボタンの操作で不具合が生じるのは、シリコンドームを押す力が弱まっているからであると思われます。ならば、押し込み量を増やすことができれば、とりあえず正常に動作するはず。

これなら、いろいろと解決法がありそうです。そんな訳で、当初の予定を変更してパーツ交換をしないことに。方向性としては減ってしまったボタンの押し込み量を元に戻す感じで。

その実現方法として最も簡単なのが、電源ボタンパーツにゲタを履かせる方法です。シリコンドームと接する部分の高さを増やすことで接触圧が高まり、結果として押し込み量が増える、という仕組み。

問題はゲタの素材です。原状回復を考えると簡単に除去できるモノが望ましいのですが、簡単に取れてしまっては信頼性に欠けます。

その辺を考慮しつつ思い付いたのがアセテート布粘着テープ。これなら細かな加工も簡単で、貼り付けるだけで施工も完了します。しかも、それなりに粘着力があるため不用意にはがれてしまうこともありません。

ほんの少しかさ上げ
少々見づらいのですが、細く切ったアセテート布粘着テープを該当部分に貼ってみたのがこちらの写真。電源ボタンパーツ裏側の中央部分で網目のように見えるところが処置した部分となっております。

気になるのは押し込み量の増加具合です。少なければ効果を発揮せず、多すぎると各パーツへのストレスが増えて新たな不都合を招く可能性も。

この辺は実際に試してみるしかありません。ということで、元の状態に戻すべくバックカバーを装着。スイッチ付近に異物が増えたことになりますが、組み立ての障害となることはありませんでした。

で、動作の方はバッチリOK。軽くボタンを押すだけで確実に動作するようになりました。テープの厚みも問題なかった様子。こんなことで直るのなら、もっと早くやっておけば良かったと思う今日このごろです。

すべての電源ボタン系トラブルを解決する万能薬ではありませんが、似たような症状で困っている方にはダメ元で試してみるのもよろしいかと思われます。

ただし、"Nexus4"の分解が必須となりますので、くれぐれも自己責任でよろしくお願いしたく。

***Edit***
上記の処置では1ヶ月ほどしか持たず、1回ボタンを押したつもりが複数回押したことになってしまうチャタリングなどが発生するようになりました。これはもう物理的なスイッチの寿命と見て新品との交換を実地。以前と同じレベルで快適に動作するようになりました。

接触部分のかさ上げは、代替スイッチが到着するまでの時間稼ぎ(あるいは間に合わせ)にはよろしいかも。特に海外通販する場合には、到着まで数週間かかったりしますので。



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