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無線USBマウスを試してみる

2024年5月15日  2024年5月15日 
ベーシックなマウスです

無線マウスと言えば、個人的にはBluetooth一択でした。それは、規格的にキッチリしており、汎用性が高く、安心・安全に使えるため。

Bluetooth以外にも、専用のUSBドングル(レシーバー)を使ってマウスと無線通信する、いうなれば無線USBマウスと呼べるプロダクトがあります。が、上記のとおり当方はBluetooth信仰者であったため、無線USBマウスは選択肢にも入らないような状況でした。

ところが、安価な無線USBマウスを買ってみたところ、実は結構使い勝手が良く、考えを改める必要性を感じたのでした。今回はそんなお話。

まずは、無線USBマウスのメリット/デメリットから見てみることにしましょう。あくまで、Bluetoothマウスとの比較となります。有線マウスとの比較ではない点にご注意を。


無線USBマウスのメリットとは?

無線USBマウスのメリットとして考えられるのは以下の3点。


  • ペアリングや設定の操作が不要
  • USBマウスに対応したデバイス/OSであれば問題なく使用可能
  • Bluetooth方式に比べて安定している

ペアリングや設定の操作が不要
無線USBマウスの場合、マウス本体とセットになったUSBドングルをPCのUSBポートにセットし、マウスの電源スイッチをONにするだけで使用可能となります。

Bluetoothマウスのようにペアリング操作は不要。有線USBマウスのような感覚で気軽に使えます。

USBマウスに対応したデバイス/OSであれば問題なく使用可能
無線USBマウスの場合、PCからは有線マウスが接続されたと認識します。このため、有線マウスに対応したデバイス/OSであれば、環境を問わずに使えます。

例えば「普段はWindowsを使っているが、デュアルブートでたまにLinuxを使う」なんて場合にも、特に設定など変更することなく、Linuxの起動直後から普通にマウスとして機能します。

Bluetooth方式に比べて安定している
Bluetoothマウスの場合、システムの状態に影響を受けやすい傾向があります。このため、システムへの負荷が高まると、マウスポインタの動きがカクついたりします。

システムの負荷が高い状態でも、無線USBマウスは比較的安定しており、動作に支障がでることは、まずありません。


無線USBマウスのデメリットとは?

一方、無線USBマウスのデメリットとして考えられるのは以下の3点。


  • USBポートをひとつ消費する
  • USBドングルを紛失すると詰む
  • ただでさえ混み合っている2.4GHz帯の電波を圧迫する

USBポートをひとつ消費する
無線USBマウスの場合、動作のためにUSBポートを必要とします。しかも使用中は常にドングルをPCに装着しておく必要があり、使用可能なUSBポートがひとつ減ることになります。

なお、Bluetooth機能を標準装備していないPCにおいて、USBタイプのBluetoothアダプタを使用した場合にも、同じデメリットが生じることとなります。

USBドングルを紛失すると詰む
基本的にマウス本体とUSBドングルはワンセットとなっており、他のデバイスで利用することはできません。

このため、USBドングルを紛失した場合、同じ(または別の)無線USBマウスに買い替えなければなりません。

ちなみに、ロジクール(Logitech)では、同社のプロダクトならUSBドングルを共有できるようにしたモノもあったりします。

2.4GHz帯の電波を圧迫する
無線USBマウスは、2.4GHz帯の電波を使ってUSBドングルと通信します。この2.4GHz帯はWi-FiやBluetooth、コードレス電話、ラジコンなどさまざまなプロダクトが使用しています。

2.4GHz帯は非常に込み合っており、そこに無線USBマウスを加えることで、他の機器に影響が出る可能性も捨てきれません。


今回購入したのは...

モノはBUFFALOのBSMBW315BKというモデル。特定販路用のプロダクトらしく、パッケージはシンプルそのものです。

シンプルな白箱

インターフェース的には、2ボタン1ホイールの標準仕様。ホイールを傾けて操作するチルト機構はありませんが、本体左側面に進む/戻るボタンが装備されています。

左右ボタンのスイッチは静音仕様ではないようですが、実際の音自体は小さめ。タッチも軽くなっております。

電源には単3型乾電池✕1本を使用。アルカリ乾電池を使った場合、最大584日使用できるのだとか(カタログスペック)。電池が1本で動作するので、重量が軽いのも特長です。

製品には、USBドングルも付属します。未使用時にはバッテリケース部分の隙間に収まる親切設計。USBドングルの紛失を(ある程度)防いでくれます。

USBドングルを内部に収納

使い勝手としては、いわゆる普通のマウス。特別に良いところはありませんが、悪いところもありません。ただ、USBドングルを挿して本体のスイッチをONにするだけで使えるのはやっぱり便利です。

その便利さを痛感したのが、バックアップソフトでの利用時。ブータブルなUSBメモリから起動するタイプのソフトだったのですが、Windows PE環境下でも当たり前のように使えました。

これがBluetoothマウスだったら、使うのに一苦労。最悪マウスの利用を諦める形になります。まぁキーボードのオペレーションでも何とかなったりするものですが。


Bluetoothへのこだわりが無いのなら...

今までは食わず嫌いだった無線USBマウスですが、使ってみるとなかなかに快適。Bluetoothへのこだわりが無いのなら、選択肢としてはアリです。

特に、システムが重くなった際、マウスポインタの動きがぎこちなくなるBluetoothマウスにキレかけているユーザーには、強くオススメしたいプロダクトでありました。

ちなみに、価格的なところでは、Amazon.co.jpならこんな感じで、楽天市場ならこんな感じとなっております。Bluetoothマウスより全般的にお安くなっているのもポイントと言えそうです。


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