CIOの3ポートUSB-ACアダプタを試してみる
サイズ比較に適したオブジェクトはないかと探して目についたのがコレ。八幡屋礒五郎の七味缶です。サイズ感がうまいこと示せているのでは?
USB-ACアダプタを買ったのは久しぶりなのですが、驚くほどのコンパクトサイズになってます。その技術進歩に驚くばかり。
で、モノはCIOの"CIO-G67W2C1A-N2"というモデル。ポートは、USB Type-Cポート×2、USB A×1の3つが搭載されております。
一番上のUSB Type-CポートをC1、その下のUSB Type-CポートをC2、USB AポートをA1と呼ぶことにします。出力は、C1単体で最大67W、3ポートの同時利用でも60W(C1が最大45W、C2とA1で合計15W)と高出力ぶり。
ということで、簡単なレビューなど。
質感はなかなかに良好
サイズがコンパクトなのは見てのとおりなのですが、プラグを本体内に格納できるスイング機構が採用されており、持ち運びに便利です。
ボディは樹脂製ですが、表面にはシボ加工が施されており、傷やホコリが目立たず、指紋も付きにくいのがありがたいところ。それなりの高級感すら漂います。
さらに、メーカーロゴには別の加工が施されており、デザインや使い勝手にこだわるメーカーのスタンスが見て取れます。
いろいろと親切
以下はマニュアルからの抜粋。
一般にPD充電器は複数充電を行うと所定の出力から新たな出力に切り替える動作が発生し、一時的に瞬断(デバイス側の充電が途中で途切れ、再度充電が開始される)します...
説明はまだ続くのですが、ここでは割愛。"CIO-G67W2C1A-N2"とは別モノの話なのですが、以前にこの症状で悩まされたことがあります。なので、その辺をしっかりと説明してくれるのは親切であると感じました。
しかも、この"CIO-G67W2C1A-N2"では対策が施されており、ポートの組み合わせなど条件付きではあるものの、瞬断が発生しないのだとか。
ちょっとテストしただけですが、C1とA1の同時利用では確かに瞬断の発生はありませんでした。
看板に偽りなし
とりあえず、C1単体のPDOを見てみました。完全にマニュアルの記述と一致しています。看板に偽りなし、という訳です。
そう言えば、Webカタログには"ゲーム機(Switch等)"に対応する旨が明記されておりますが、Nintendo Switch本体の充電はもちろん、TVモードでも動作しました。
要するにドックの電源としても使えるということです。「USB PDっぽいけど、厳密にはUSB PDではない」というビミョーな雰囲気なのがNintendo Switchの電源仕様。
このため、USB PDな電源でも代替品として使えるモノと使えないモノがあったりします。しかも、実際に試してみないとわからないのが悩みどころ。
この"CIO-G67W2C1A-N2"なら、ドックの電源としての動作を期待するユーザーも安心できるかと。
選択肢に加えるのもアリ
サイズやデザインは良好で、仕様もOK。あと気になるのは耐久性ですが、コレばっかりは使い込んでみないことには何とも。
ただ、Webからの製品登録で1年の延長保証が付くので、元々の保証期間である1年と合わせ、2年は安心できるのも本製品の特長のひとつです。
そして、もうひとつ気になる価格ですが、例えばAmazon.co.jpならこんな感じ、楽天市場ならこんな感じとなっております。
価格的に折り合うなら、選択肢のひとつに加えて間違いのない製品であると思われます。
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