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2011/09/29

ICONIA TAB A100で放射線をカウントしてみる(前編)

『放射能カウンター』の起動画面
Androidマーケットのツールカテゴリの新着を眺めていたら『放射能カウンター』なる名称のアプリを発見しました。

「フェイクっぽいぞ」などと思いつつ、説明を読んでみると...実はまじめに作られたアプリな様子。原理は何となく分かるし、説明ビデオも説得力があります。

という訳で、とりあえず買って見ることに。代金は3.5ユーロ、日本円で374円でした。なお、本記事でこのアプリに興味を持った方は、文末の注意をご一読くだされ。慌てて購入しちゃうと後悔します。

このアプリの動作原理は以下のような感じになっております。Android端末に搭載されたカメラ用のCMOSセンサーは、主に光を電気信号に変換するものですが、放射線が当たった場合も反応し、ノイズとなって画像に現れます。

これを利用し、レンズに光が入らないようにすることで、放射線が当たった際のノイズのみを抽出することができます。光は簡単に遮断できますが、放射線はそんなモノお構いなしで通過していくので、カウント可能となる訳です。

ただし、これだけでは線量計としては機能しません。それは、センサーの感度がモノによりけりで、基準を決めることができないためです。言うなれば目盛りのない温度計のようなもの。では、どうするのか?

ここからが、RDK(Rolf-Dieter Klein:アプリの開発メーカ)の凄いところです。

まず、対象となるAndroid端末(実機)に『放射能カウンター』をインストールし、実際に放射線に当てて各機種ごとの補正値を割り出すのです。

補正値のデータは同社のWebで公開されており、自分の端末に入力することで初めて放射線を数値として見ることができるようになります。

ちなみに、ICONIA TAB A100用のデータは存在しなかったので、メールで問い合わせてみると「既にオーダー済みだ。近い内にデータは公開されるだろう」旨の返事がきて、サクッとリストに追加されました。

フロントカメラを遮光
という訳で、今できるのは導入の最初のステップとなるキャリブレーションだけ。そのためには、カメラに光が入らないようするカバーが必要となります。

素材は黒いテープでも良いし、黒い紙をテープで貼り付けるのでもOK。ウチではガジェットのパッケージに黒い部分があったのでそれを切り抜いてドラフティングテープで貼り付けました。

後はアプリ側での作業となる訳ですが...ちと長くなりそうなので、続きは後編にて。ICONIA TAB A100用のデータが公開されてからの話になりますので、いつになるかはRDKの仕事によります。

※※※注意※※※
感の良い方にはすでにお気付きのことかと思われますが、この『放射能カウンター』というアプリは動作環境が決まっています。もちろん、多くのAndroid端末で起動させることは可能ですが、補正値を入力しないと意味がありません。

このため、補正値が公開されている、あるいはリクエストすることでRDKがテストを実施できる機種のみが対象となります。メールで要望を送れば、割と簡単に対応してくれるようですが、日本国内のみで販売される機種では難しいかもしれません。

くれぐれもご注意を。

***Edit***
後編を投稿しました。詳しくはこちらから。



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