Silky Windを試してみる
その最大の特徴は、対向配置された2つのファン。写真でもはっきりと分かります。リア側で風を集め、フロント側で風を集中放出するのだとか。
パッケージによると、風速は約110m/min(他社平均の約160%)、騒音は約33デシベル(他社平均の約80%)、消費電力は約210mA(他社平均の約55%)と勇ましい感じになっております。一般に二重反転翼は騒音が激しくなるものですが、本製品では静音がひとつの売りとなっております。
これは、ファンの形状が最適化されているのに加え、元々効率的に風を送ることができる構造であるため、ファンの回転数を上げる必要がないのだと予想されます。このため、騒音と消費電力を低く抑えることができたのでしょう。
そんなこんなで、注文していたモノが届きましたので、まずは外観からチェックしてみます。
裏側のカバーは取り外せるようになっていて、直接ファンにアクセスすることができます。とは言え、ファンが外せるわけではないので、若干クリーニングしやすいかな? 程度のモノですが。
風量は強/弱の2段階切り替えとなっております。上下角も3段階に調整可能。弱々しいラッチでかろうじて止まるだけなので、事実上30度までの無段階と言ってもよろしいかもしれません。
試しにPCの横において運転してみましたが、弱運転なら割と静かな感じ。もちろん、それなりの騒音は出ておりますが、気に障るというほどではありません。強運転ではさすがに「ちょっとうるさいかな?」という感じになります。
で、購入の目的ですが、それはズバリ節電。エアコンの使用を極力控え、かつ可能な限り快適に過ごすためであります。もちろん、通常のフロア型扇風機も使用しているのですが、主に上半身にしか風が当たらないためその補助用として導入しました。
置き場所はローテーブルの下。着座位置の正面に置いて股間を冷やす...訳ではないのですが、足元から風を送るようにしたいと思いまして。
本体から伸びるUSBケーブルは直付けとなっており、長さは約1mあります。通常の使用には問題ありませんが、上記セットアップを考えると少々足りない雰囲気。そこで、100円ショップで延長用のUSBケーブルを仕入れてきました。
実際に目的の場所に設置してみると、弱運転でも良い感じで風が流れてきます。しかも、本体はローテーブルの下なので、音も気になりません。これならば今のところ問題なし。これからの季節、活躍してくれることでしょう。
モーターの定格寿命は1,400時間という話ですが、当方のような使い方だとホコリを吸い込みやすいため、もう少し短くなるかもしれません。それでも2シーズン持てばOKな感じではあります。
参考までにOFF→弱→強→弱→OFFというサイクルの動画を撮影してみました。本文末の動画をご参照くだされ。なお、マイクがセンシティブなため、実際よりも大きめの騒音に聞こえますのでご注意を。音の絶対量というよりは、音質の確認として観ていだければ。
信頼性の高い国内メーカーの製品であり、品質も良好。もちろん保証も付きます。無名の安物を買うぐらいなら、少々追加してこちらの製品を買うことをお勧めします。2,000円でお釣りが来るレベルですし。
家電量販店やホームセンターでも購入できるかと思われますが、通販でのお求めなら楽天市場やAmazon.co.jp辺りがよろしいかと思われます。
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