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掃除機のバッテリを交換してみる

2014年3月13日  2014年3月13日 
中身はニッカド電池でした
結婚式だかで貰ったカタログギフトの商品が今ひとつなモノばかりであったため、とりあえずで選んだ充電式の掃除機。

性能に関してはまったく期待していなかったのですが、ちょっとしたホコリを吸い込んだり、散らばった猫砂を掃除したりなど意外に使い勝手がよろしく、手元に置いて愛用しておりました。

最近では10時間もかけてフル充電しても、すぐに吸引力が弱まるような状態。そろそろバッテリがヘタって来たようです。もう買い替えどきかなぁ、などと思っておったのですがただ捨てるのはシャクなので、失敗したら捨てるつもりでバッテリを交換してみることに。

この掃除機では、リサイクルのためにバッテリが簡単に外せるように設計されております。スライド式のバッテリカバーを外してみると、中にあったのはNiCD(ニッカド電池)。電圧は1.2Vセル×3の3.6V、容量は1300mAhとなっております。

似たようなセルあるいは電池パックを探してきて交換するのもひとつの方法ですが、どうせ手間がかかるならもう少し使い勝手を良くしたいモノ。具体的にいうと使用可能時間の延長です。

そのために必要となるのはバッテリの容量アップ。例えばNiMH(ニッケル水素電池)なら同じサイズでも容量を稼ぐことができます。まぁ微々たるモノですが。その他の選択肢として考えられるのがLi-ion(リチウムイオン充電池)の採用。これならばドーンと容量を増やすことができます。

今回はLi-ionを使用する方向で行こうかと。ただし、NiCDやNiMHが1セルで1.2Vであるのに対し、Li-ionは1セルで3.7Vとなっております。単純にLi-ionに置き換えた場合、使えるのは1セルのみ。このため相当に大きなサイズのセルを用意しなければなりません。それで選んだのがこちらのアイテム。

Li-ionセルと充電器
セルは25500サイズで容量は5500mAh。大きさ的には単2形乾電池とほぼ同等になっております。

また、このサイズのLi-ionに対応した充電器が手元になかったので一緒にオーダーしました。購入先はガジェットの殿堂である"Dealextreme"。セルはこちら、充電器はこちらの品です。

セルの方は過充電や過放電から保護する回路は搭載されておりません。いわゆる生セルなので少々注意が必要。けれども、セルのプラス極は一般的な電池と同様の凸形になっており、一般的な電池ケースを使用した場合に電極が届かなくて苦労することもありません。

充電器のGND側の電極は可動式になっており、電池を装着するとバネでテンションがかかります。これにより長さの異なるさまざまなセルに対応できるようになっております。

写真には写っておりませんが、付属のACケーブルを本体につないで電池をセットすれば充電開始。LEDが赤で点灯します。これが緑になれば充電完了。至ってシンプルな使い勝手であります。

サイズオーバーです
で、完成したのがこちらの写真。バッテリケースにはタミヤの単2電池ボックスを使用しております。オリジナルの充電器は使用できないため、充電のためにバッテリの着脱は必須。その用途にはなかなか適したアイテムです。

けれども、そのままではセルが長くて都合がよろしくなかったので、プラスの電極を潰すなど少々の加工は必要でした。

また、加工前から分かってはいたのですが、バッテリの高さが増えたためカバーが装着不可となりました。準備段階のテストでは、カバーなしでも吸引力に差は感じられなかったので、問題は見栄えのみ。自分で使うだけなので、あまり気にしないことにします。

使用セルが中華品なので5500mAhが額面通りとは思えませんが、少なくともオリジナルと同程度以上は動いてくれるハズ。ただ、流れる電流値が低くなったためか、若干吸引力が弱まったような気がします。電池の特性か配線の都合かまではチェックしておりませんが。

それでも、今のところは問題なく使用できており、とりあえずは成功といったところでしょう。決して人にお勧めできるモノではありませんが、こんな事例もあるということで。



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