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サイレントピースを試してみる

2014年4月22日  2014年4月23日 
まずはトライアルセットで
先日導入した音楽プレーヤー"UBiO"の関連商品として、組み合わせて使うと楽しそうな"サイレントピース"があります。

モノはカナル型イヤホンの交換用イヤーピースなのですが、なんでも環境ノイズをグッと抑えてくれるのだとか。"UBiO"の機能として専用モードも用意されており、これを試してみない手はありません。

"サイレントピース"には、Mサイズでロングタイプの赤、Mサイズでショートタイプの青、Sサイズでロングタイプの黄色が用意されております。どれを選んだら良いのか確かめるため、今回はそれぞれが一組づつ同梱されたトライアルセットをオーダーしてみることに。

いずれも、素材には高性能耳栓で有名なMoldexの発泡ウレタンが使用されております。実際に触ってみると良くわかるのですが、ちょっと粘りのある弾性感や変形時に復元する様子もまさにフォーム耳栓のそれと同じ。

使い方も似たような雰囲気となっております。スムーズに入るよう細く変形させてから耳穴に挿入。フォームが自然に膨らんで耳穴にフィットする。といった具合。

もちろん、単なる耳栓ではないため、イヤホンに装着できるよう穴が空いております。ただし、貫通してはおりません。穴の中には空間を保持するためのゴムパイプが挿入されており、挿入時につぶして径を細くすることはできますが、長さを短くすることはできません。

ということで、PanasonicのRP-HJE150に装着してみました。ゴムパイプが芯の役割りをしているのですが、基本的にグニャグニャな素材なので、その装着には少々手間取ります。

さほど違和感はありません
純正イヤーチップのようにしっかりと固定できる訳ではありませんが、一応ポートのフランジに引っかかるよう設計されており、耳に出し入れする程度の負荷で外れることはありません。

装着感はフォーム耳栓のそれと同様、耳穴にピタッと収まるあの感覚。フォームが完全に膨らんだ状態なら、少々の動きでズレてしまうこともありません。

そして、装着後は周囲の音が聞こえにくくなります。普通に耳栓として使えるレベル。ただし、コードの擦れる音はノーマルなイヤーピースよりも大きく感じます。

曲を再生した場合の聞こえ具合ですが、"UBiO"の専用モードをONにしても若干こもった感じになります。が、聞くに堪えないほどひどいモノではなく、すぐに耳が慣れる程度。ということで、街中と電車の中で使ってみました。

まずは街中。繁華街であればそれなりの環境ノイズも聞こえてきますが、住宅街ではほぼ音楽しか聞こえません。音で周囲の状況を判断することができないので、歩きながらの使用は危険かも。

続いて電車の中。さすがに環境ノイズは聞こえますが、かなり抑制されていることがわかります。必要以上にボリュームを上げてしまう心配がないので、耳に優しいのもポイントです。ただし、車内アナウンスは聞こえなくなるので、その辺には注意が必要かも。

音楽を集中的に聴く、という意味では非常に高い性能を示す"サイレントピース"ですが、その運用に関しては注意が必要です。イヤーピースの表面には細かな気泡がたくさんあり、耳垢などがたまりやすい状況にあります。このため、雑菌が繁殖しやすく、メーカーでは1ヶ月での交換が推奨されております。

基本的にメンテナンスは不要ですが、クリーニングする場合にはアルコール系の除菌剤は避けましょう。ウレタンはアルコールに弱い素材ですので。やるのであれば、中性洗剤で洗って良く乾かす、といった感じでしょうか。

こまめにメンテナンスをしたとしても、素材自体のヘタリによる寿命はあります。なので、使い捨てと割り切って定期的に交換するのが正解でしょう。その辺の手間とコストが発生することも製品の特徴として覚えておくべきかと。

で、当方の場合ですが、「手間のかからない純正のイヤーピースで十分かなぁ?」などと思ってしまった次第。一応、今回購入した分の寿命までは試してみる予定です。と、そんなオチが付いた"サイレントピース"購入の顛末でありました。



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