スマカメ CS-QR10のアクセサリを試してみる
モノに関しては、当blogでも取り上げました。その時にはパッケージの標準構成で使っていたのですが、より便利に活用できるよういくつかのアクセサリを試してみました。ので、そのご報告など。
まずはスタンドから。パッケージに同梱されるスタンドを使用した場合、設置方法として選べるのは置くか木ネジで固定するかの2種類のみ。前者の場合は平らな面を探す必要があり、後者の場合は設置場所にキズを付けてしまいます。
また、カメラの高さや角度を調整したくても、物理的な制約によりそれが実現できないという事も多々あります。そんな不満を少し解消できる(かもしれない)のが"CLIP-STAND"という純正アイテム。
その名のとおり、クリップではさめる場所ならどこでも"スマカメ"を固定できるというモノです。バネ式の口を広げることで、最大50mmまでの板やパイプなどに固定することができます。
"スマカメ"との接続部分には、カメラ用三脚で言うところの雲台が用意されており、360度の回転と70度の傾きを組み合わせることでレンズの向きを自在に設定することができます。
似たような機能を持つデジカメ用アクセサリを転用することもできますが、その手のアクセサリは黒色であることが多く、白色の"スマカメ"とはマッチしません。
また、価格的にも妥当な雰囲気だったので、今回は素直に純正品を選んでみました。ちなみに楽天市場ならこんな感じ、Amazon.co.jpならこんな感じの価格で販売されております。
実際にモノを手にして驚いたのはそのカラー。どう見てもベージュです。メーカーページの写真でも気を付けて見れば判別可能なのですが、「純正品だからカラーもバッチリ」というバイアスがかかっていた様子。
機能としては及第点と言ったところです。雲台に少々のガタツキがあるのは価格なりの雰囲気ですが、クリップの保持力や雲台の角度調整に大きな問題はありません。試しに1cmほど出っ張った押入れの縦枠をはさんでみたところ、普通に固定できました。
その状態で記録されたのがこちらの動画。何も考えずに設置したため画質が悪かったりしますが、「こんな場所にも設置できる」的なサンプルであるとご理解いただけますれば。
実はこの場所、純正ACアダプタの届く範囲にコンセントがありません。では電源をどうしたのかというと、モバイルバッテリを使用しました。純正ACアダプタの定格出力は5V/1Aであり、これに準拠したモバイルバッテリなら使用できる訳です。
けれども、モバイルバッテリと"スマカメ"をつなぐケーブルを用意する必要があります。もちろん、パッケージには含まれておりません。
と言うことでご紹介するのが、2つめのアクセサリであるUSB-DCケーブル。一方がUSB A(オス)コネクタ、もう一方が外径5.5mm/内径2.5mmのDCプラグという構成になっております。
モノはカモンの"DC-5525"という製品。ケーブルの定格は0.5Aですが、"スマカメ"の消費電流は400mA(実測値)を超えることはなく、問題はなさそうです。
ただ、ちょっと失敗だったのは、DCプラグがストレートタイプであったこと。使えない事はないのですが、雲台のネジと干渉しやすく若干使いづらい雰囲気になっております。
同じ仕様でDCプラグがL型になった"DC-5525A"という製品もありますので、こちらを選ぶのがよろしいかと。価格的なところですが、楽天市場ではこんな感じ、Amazon.co.jpではこんな感じとなっております。
このケーブルを使用することで、一般的なUSB-ACアダプタを電源として利用することもできます。小型のUSB-ACアダプタで電源を省スペース化したり、マルチポートなUSB-ACアダプタで電源を共有したりする場合にも有効です。
先のサンプル動画のように、このケーブルと"CLIP-STAND"を組み合わせれば"スマカメ"を設置する場所の選択肢をかなり増やすことができます。フルにコードレスで運用できるため、一時的な設置にも効果的。
また、設置場所を選定する際に「とりあえず仮設置してみて問題がないことを確認してから電源や設置などの工事を実施する」なんて使い方にも便利です。
そんな感じで、2点とも割と使えるアクセサリでありました。"スマカメ"のユーザであるなら、持っていて損はない製品であると思われます。興味のある方はぜひ一度お試しあれ。
コメント