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2017/06/18

USB PDなモバイルバッテリ"ZMI QB820"を試してみる

約40Wでモリモリ蓄電してます
USB PD(Power Delivery)をサポートしたモバイルバッテリ"ZMI QB820"を購入してみました。

本体には入出力兼用のUSB Type-C×1および出力用USB A×2が搭載されており、USB PD以外の充電技術としてQC2.0/3.0、Apple方式、HUAWEI方式、Samsung方式がサポートされます。

容量の表現は少々難解です。製品名的には20000mAhである様子。これは、1セル3350mAhの"LGEBF1L1865"を6本使っているので、その合計といった感じ? 実のところよくわかりません。スペック的には、USB Aの出力である5V換算では12000mAhとなり、内部構造的には10000mAh(7.2V)の72Whになるのだそうな。

ちゅるんとした筐体は樹脂チックに見えますが、実はアルミニウム合金製。樹脂フレームをアルミパネルで挟んだ構造になっております。完璧とは言えないものの、外装の加工精度はそれなりに高め。

そのアルミパネルは梨地仕上げ+アルマイト処理となっており、なかなかに美しい感じで仕上げられております。色は落ち着きのあるブルーグレー。個人的にはSony製品を彷彿とさせる色と質感でありました。

円筒形セルを使用しているのもあって、フォルムは全体的にボリューミーであるのに加え、重量も約400gとヘビー級。いわゆるモバイルバッテリというよりは、USB PDに対応したPCやタブレットなどの可搬型電源と考えるのが良さそうな雰囲気です。

USB PDの出力は、5V/9V/12V/15V/20Vがサポートされております。最大出力は40W。PDO(Power Data Object)はこんな感じになっております。

また、入力にもUSB PDが使えるため、対応する充電器を使用すれば蓄電の高速化が可能。最大45Wの入力に対応し、その場合には3.8時間で蓄電が完了するのだとか(カタログスペック)。

実際、ウチでも最大約40Wでの蓄電を確認しました。が、充電器もバッテリもホカホカになるため、急ぎでなければ一般的なUSB-ACアダプタを使ってゆっくり充電するのがよろしいかもしれません。

ここでマニアックな話を少々。"ZMI QB820"のUSB Type-CポートはCold Socketとなっており、相手方のデバイスが接続されて初めて電圧が印加されます。また、E-Marker搭載ケーブルでも問題なく動作するため、CCは個別にプルアップされている様子。

いずれもUSB Type-Cの仕様に沿った設計であり、その意味においては比較的マトモなUSB Type-C搭載デバイスであると言えそうです。

TVモードの電源にも使用可能
そんなこんなで、実際にNintendo Switchで使ってみることに。タブレット状態(テーブルモード/携帯モード)で純正の電源と同等に充電できるのはもちろん、ドックにセットした状態(TVモード)の電源としても普通に動作します。

USB PDなACアダプタですらTVモードでは使えない場合があるというのに、モバイルバッテリで実現してしまうとは...。

あくまで妄想の話ですが、5V給電で動作するモバイル仕様のHDMIモニタと組み合わせれば、"ZMI QB820"のみでNintendo Switchとモニタに給電でき、近くに電源のない場所でもTVモードが楽しめたりする訳です。

もうひとつ、"ZMI QB820"にはユニークな機能が用意されており、残量確認ボタンをダブルクリックすると2ポートのUSBハブに変身します。しかも、セルフパワー用の巨大なバッテリを内蔵したUSBハブ。

2つあるUSB Aポートには"ZMI QB820"の内蔵バッテリからバスパワーが供給されるため、ホストデバイスの負荷を最小限に抑えることができます。

もちろん、Nintendo Switchでも使用可能。マニュアルによると、ホストデバイスにも給電されるらしいのですが、ウチの場合はNintento Switchから"ZMI QB820"に対して5V/500mAが供給されてしまいます。ここだけは少し残念。

また、USBハブモードでは自動電源OFF(充電時に電流の減少を検知して給電を停止する機能)は無効となりますが、逆に微小な電流しか流れないデバイス(例えばBluetoothヘッドセットなど)の充電に使用することができます。

そんな感じのアイテムでありました。Nintendo Switchのユーザとっては、かなり魅力的な仕様であると思われます。が、残念なことに日本では発売されておらず、入手方法はリスクを負っての海外通販のみ。

Xiaomiの正規代理店もできたことだし(ZMIはXiaomiの関連企業)、日本での発売を期待したいところです。



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