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Pokémon GO Plusを自動化してみる

2017年9月30日  2017年10月8日 
外装はノーマル
以前購入し、未使用の状態で保管されていた2台目のPokémon GO Plus。改造した初代も問題なく動作しており、スペアとしての待機も不要そうな雰囲気です。

ということで、改造など施してみることに。初代はAuto/Manualの切り替えタイプでしたが、今回はシンプルに自動化のみ...ではつまらないので、ひと手間を加えてもうちょっと便利にしてみます。

それは、Pokémon GO Plusが元から備えている接続確認機能を使えるようにする、というモノ。スマホと接続している状態でPokémon GO Plusのボタンを短く押すと、ブッと一瞬だけバイブレータが動作して接続中であること教えてくれます。この機能のおかげで、スマホの画面を見なくても状況を確認できるという次第。

ところが、Pokémon GO Plusの自動化としてメジャーなバイブレータとボタンとを短絡させる方式では、ボタンを押すとバイブレータが無条件かつ全力で動作するため、接続確認が行えないというデメリットがありました。

さらに、Pokémon GO Plusのリセット動作(5秒長押し+5秒長押し)も、機能こそするものの、ボタンを押している間バイブレータが動作し続けるため、精神衛生上よろしくない状態なのでありました。

これらの問題は、ダイオードの利用によりクリアできるらしいことを最近になって知りました。仕組みとしては、モーターとボタンをつなぐリード線の途中にダイオードを入れることで、バイブレータが動作した場合のみボタンにも電気が流れる、ってな雰囲気です。

ボタンを押してもダイオードに阻まれてバイブレータとの回路が成立しないため、バイブレータは停止したまま。けれども、ボタンとしてはきちんと機能するため、接続確認やリセットの操作は正常に行える訳です。

配線完了の図
で、準備や手順はすっ飛ばして、とりあえず配線が完了した状態がこちら。このあと、グルーガンでリード線やダイオードを固定して仕上げます。

基板の手前側に見えている青いのがダイオード。ここでは、比較的コンパクトで電圧降下の少なめなショットキーバリアダイオード(STマイクロのBAT41)を使用しました。

どんなモノを選んでも仕様的には問題ありませんが、サイズだけは注意した方がよろしいかと。あまり大きいと筐体に収めるのが難しくなります。

BAT41の場合、本体部分のサイズは直径2mm×長さ4.5mmとなっており、このレベルなら筐体をいじることなく収めることができました。

なお、ダイオードには方向性がありますのでご注意を。本体をよく見るとカソードマーク(主に黒帯だったり)がありますので、このマーク側の足がバイブレータにつながるようにします。

で、実際に使ってみましたが、これがなかなかに良好な感じ。接続状態の確認が手の感触だけで行えるのは非常に便利です。念のためリセット動作も試してみましたが、こちらも問題ナシ。

それらの操作において、使用感はノーマルなPokémon GO Plusと完全に一致します。それでいて、つながってしまえば自動運転で快適に使用できる訳です。

スイッチパーツの極小部分にリード線をハンダ付けする、その気概とスキルを持ってすれば作業難易度的には問題ないハズ。ダイオードを用意したり、作業工程が増えたりで少々手間ではありますが、これから自動化改造を目指すならお勧めの工作でありました。

今回使用したBAT41はせんごくネット通販で購入しましたが、同じモノにこだわらなければ楽天市場Amazon.co.jp辺りで小さめサイズのヤツを探してみるのもよろしいかと思われます。



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