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[IMX515] タッチパネルを何とかしてみた

2011年2月10日  2013年5月5日 
くしゃみをしたら確実に行方不明
IMX515クローンのタッチパネルがプルプルするのを何とかしようとする企画の続きです。

こちらが今回の作業で使用するチップコンデンサ。サイズは1608で、容量は0.047μFと0.01μFを用意しました。

右に写っているのは楊枝の先端部分。サイズ比較用です。

ちなみにコンデンサはマルツパーツ館WebShopで購入しました。店頭で受け取ると送料がかからないのでお近くの方はお勧めです。

で、このチップコンデンサを、元々付いているコンデンサに乗せてハンダ付けするわけですが、けっこう難易度の高い作業となります。

道具としては、ハンダ付け用品のほか、先端が鋭利なピンセットは必需品。拡大して確認するための虫眼鏡などもあると良いかもしれません。あとは気合とテクニックで乗り切ります。

そんなにデリケートなパーツではありませんが、あまり熱を加えてしまうのもよろしくないので、作業は手早く済ませます。

まず、片方の端子をハンダ付けしますが、ここでは位置決めだけを考えます。両端子をハンダ付けしてからの位置調整は困難ですが、片側だけなら何とでもなります。

納得の行く位置に収まったら、あとはもう片方の端子をハンダ付けするだけ。こちら側はハンダ付けのみに集中できるので比較的お手軽です。最初に処理した方の端子側に不安があるようだったらば、もう一度しっかりとハンダ付けしておきます。

C23が二階建てになってます
処理後は写真のような雰囲気になります。少々分かりづらいですが、不自然な位置に見えるのが二階建てにしたC23です。

ハンダ付けに問題がなさそうなら、とりあえずケーブルをつなぎ、フレームを完全に閉じていない状態で動作を確認します。もちろん、完全にフレームをはめ込んでからのチェックでも構いません。

なにより、その方が正しく状態を把握することができます。この時点で効果が見られないようなら、引き続きC21を処理します。

C23に0.047μFのコンデンサを乗せた状態でチェックしてみると、かなりの効果が認められました。引き続きC21にも同じモノを乗せてみましたが、特に変化は感じられませんでした。

ただ、0.047μFのコンデンサを使用した場合では、新たな症状が出てきました。画面を軽い圧力でタップした際、その部分からかなり離れたところからドラッグをしたかのように振舞うというモノです。これまでは、激しいノイズで相殺されていたモノが表面化したのかもしれません。

そこで、0.01μFのコンデンサと交換してみると、ノイズ抑制効果こそ0.047μFに劣るものの、アプリやホームの操作はこちらの方が快適に行えます。というわけで、しばらくはC23とC21に0.01μFのコンデンサを乗せた状態で運用してみます。

見た目の変化は少ないですが、一応ビデオを撮影してみました。ちなみにフルノーマルな状態はこちらでご確認くだされ。



軽症になったとはいえ、まだプルプルしておりますが、突然信号を見失ってアイコンを落としてしまったりする症状は改善されました。これでやっと道具として使えるレベルになった感じです。

もっとも、手段として使われるのか、目的としていじり倒されるのかは、今のところ微妙な線です。


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