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防災グッズ考察(7)

2011年5月4日  2012年1月24日 
このダイアルをまわすと屈折率の変更が可能
メガネをかけている身としては、これ無しで生活することは考えられません。そのため、非常用持ち出し袋には、かつて使用していたお古のメガネが入っております。

バックアップとしてもう1個ぐらいあると便利なような気がしていたのですが、ちょうど面白そうな製品が発売されたので買ってみることにしました。

それがアドレンズジャパンの「アドレンズ エマージェンシー」という製品。自分で度数を調整できるという変りダネのメガネです。

左右それぞれに2枚のレンズが装備されており、横に付いているダイアルを回すことで、それらのレンズがスライドするようになっております。2枚のレンズの重なり具合によって凹レンズになったり、凸レンズになったりすることで度数が合わせられる、という仕組み。

このため、近視はもちろん、遠視や老眼にも対応することができます。ただし、調節可能なのは-6.0度から+3.0度まで。さらに、乱視には対応していません。

ある程度近視が進むと乱視を伴う傾向があるようで、例にもれずわたしの目にも少々の乱視が入っております。製品には「乱視矯正には適しません」と注意書きがありますので、その辺は自己責任で。他にも、リスクの高い作業、例えば自動車の運転などをしてはいけないなど、緊急用メガネならではの注意もあります。

で、実際に試してみました。調整は非常に簡単です。まず左目を手で覆いながら右側の度数を合わせ、左側も同様に度数を合わせます。あとは両目で微調整するだけ。順番としては右目/左目のどちらが先でも構わないのですが、利き目から始めるのが良さそうです。利き目の判別方法は文末にて。

普通のメガネと比べてしまうと、よく見える「スイートスポット」がかなり狭かったりしますが、裸眼よりは遙かにマシ。少しの間なら我慢できそうです。

また、複雑な機構が内蔵されているのに加え、強度を確保するため上部フレームはかなり太くなっています。そのせいでちょっとした問題が...。

異様に太いフレーム
わたしの顔の造形が特殊なのかもしれませんが、普通にかけると、左目のまぶたがフレームに当たってしまい少々不快です。もう少しノーズパッドが高ければ解決できそうなのですが、残念ながらノーズパッドの調整は不可能。

せめてシリコーンゴム製のカバーでも付いていれば、それの有り/無しで少々の調整は可能になるのでしょうが...。

デザインに関してあれこれ言えるモノではありませんが、かなりユニークな外観となります。なお、同社ではこんなメガネも開発中なのだとか。見た目はともかく、機能的には大変興味があります。

まだ発売されたばかりで扱っている店は少ないかもしれません。通販でのお求めなら楽天市場辺りがお勧めです。また、Amazon.co.jpではマーケットプレイスとしての出品があるようです。

***オマケ(利き目の見つけ方)***
利き目を知るには、どちらかの手の親指と人差指で輪を作り、腕を伸ばし気味にして顔の前に持ってきます。いわゆる「OK」のサインですな。

続いて、数メートル先の壁にある時計などが指の輪の中に自然に収まるように手を動かします。手の方は二重に見えますが、目標はハッキリ見えるかと。

最後に片目づつウィンクをして、正しく指の輪の中に目標が収まっている方が「利き目」となります。


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